2014年9月15日05時50分
1980年2月。名古屋市工業研究所に勤務していた小玉秀男(64)が、後に3Dプリンターの技術につながるヒントを得たのは、新聞の印刷プロセスからだった。
名古屋市で開かれていた展示会。
ガラス板の台座に液体樹脂が塗られていた。樹脂は光が当たった部分だけが固まる性質があり、洗い流すと固まった部分だけが盛り上がった。文字の形に光をあてると、その部分だけが盛り上がってハンコのようになり、そこにインクをつけて新聞を刷る――という仕組みだった。
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