朝日、夕刊1面コラムも謝罪「過剰な表現撤回」
東京電力福島第一原発事故を巡り、所長命令に反して所員の9割が原発から撤退していたとする記事を朝日新聞が取り消すなどした問題で、朝日は13日、夕刊1面のコラムで改めてこの問題に触れ、謝罪した。
朝日は同日朝刊の社説や1面コラムでも、この問題と、いわゆる従軍慰安婦報道を取り上げ、謝罪していた。
13日の夕刊1面のコラム「素粒子」は、原発事故を巡る吉田昌郎 元所長(昨年7月死去)の調書に関し、「小欄の過剰な表現を撤回しおわびします」とした。吉田元所長の調書に関する朝日の記事は5月20日朝刊に掲載されていたが、同日夕刊の素粒子は、「『フクシマ50』の称賛の裏に勝手に撤退した650人。傾く船から逃げだすように」などと記していた。
2014年09月13日 22時11分
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