国際「高福祉」回帰か否か…スウェーデン総選挙、即日開票へ2014.9.14 22:14

  • [PR]

国際

  • メッセ
  • 印刷

「高福祉」回帰か否か…スウェーデン総選挙、即日開票へ

2014.9.14 22:14
11日、スウェーデン・ストックホルムで、テレビ討論会に参加したラインフェルト首相(右)と社会民主労働党のロベーン党首(ロイター=共同)

11日、スウェーデン・ストックホルムで、テレビ討論会に参加したラインフェルト首相(右)と社会民主労働党のロベーン党首(ロイター=共同)

 任期満了に伴うスウェーデン議会(定数349)の総選挙の投票が14日行われた。即日開票され、同日深夜(日本時間15日朝)にも大勢が判明する見通し。

 中道右派の4党連立で3期目を狙うラインフェルト首相(49)は減税で経済を活性化させ、欧州平均を上回る成長を成し遂げたと強調するが、社会保障や教育が切り捨てられたと訴える中道左派の社会民主労働党が優勢。8年ぶりに政権交代し、高福祉政策に戻るかどうかが焦点だ。

 ラインフェルト政権は減税とともに、教育や医療の民間委託を進めたが、貧富の差が拡大、学生の成績が落ち、福祉施設の質が低下したとの不満が高まっている。

 政権奪還をうかがう社会民主労働党のロベーン党首(57)は「減税と民営化を継続すべきかが問われている」と指摘。富裕層への増税と社会保障や教育の再建を唱える。(共同)

関連ニュース

  • [PR]
  • [PR]

[PR] お役立ち情報

PR
PR

編集部リコメンド

このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。
© 2014 The Sankei Shimbun & Sankei Digital