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留学生倍増計画、文科省が改善本腰 予算20億円増、6年後は12万人に
2014.9.14 13:29
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海外に行く日本人留学生が減り続けている。3月末に公表された平成23年の日本人留学生数は約5万7500人で7年連続で前年を下回った。内需の底打ちや人口減で企業の海外進出は避けられず、グローバルな人材育成は必要不可欠な状況だ。文部科学省は6年後に留学生を倍増するための計画を立て、今夏から本格的に始動している。(西尾美穂子)
■夢と現実の間で
東京都の会社員、山中沙恵香(さえか)さん(23)は筑波大に在学中だった昨年2月、地中海のマルタ共和国の語学学校に3週間だけ行った。内定をとってから卒業までの1カ月間に夢を実現した形で、「あまりにも短すぎて旅行という感じだった」と振り返る。
今も「もしちゃんとした留学をしていたら、希望通りに就職できなかった」と考えることがあるという。
「就職希望だったら、留学しなかった」。茨城県つくば市に住む同大修士課程の小田切真梨さん(25)は昨年12月までの3カ月間、フランスに留学した。周囲には就職活動に専念する学生もいたが、小田切さんは研究者志望。だが、「たった3カ月間でも、日本にいるのといないのでは、就活で大きな差がつく」と実感したという。
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