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　人気グループＡＫＢ４８のメンバーら３人が岩手県滝沢市の握手会中に切りつけられた事件で、盛岡地検は１１日、殺人未遂容疑で逮捕された無職梅田悟容疑者（２４）＝青森県十和田市＝を傷害と銃刀法違反の罪で起訴した。

　地検は鑑定留置の結果、刑事責任は問えると判断した。梅田容疑者は県警の調べに「人を殺そうと思った」と供述していたが、地検は傷害罪を適用した。「殺人行為と認識していたのか十分な立証ができなかった」と説明している。

　起訴状などによると、梅田容疑者は５月２５日午後４時５５分ごろ、カッターナイフの替え刃４枚を取り付けた折りたたみ式ノコギリを手提げバッグから取り出し、メンバーの川栄（かわえい）李奈さん（１９）と入山（いりやま）杏奈さん（１８）、２０代男性スタッフを次々に襲ったとされる。川栄さんと入山さんは右手骨折などのけがをした。スタッフは左手に切り傷を負った。