スコットランド独立か 住民投票前に運動過熱9月14日 19時07分
イギリス北部のスコットランド独立の賛否を問う住民投票は接戦のまま投票日前の最後の週末を迎えていて、賛成派、反対派の双方が互いの主張を批判するなどして投票へ向けた運動が一段と過熱しています。
スコットランドでは、今月18日にイギリスからの独立の賛否を問う住民投票が行われる予定で、投票日前の最後の週末を迎えた14日も各地で賛成派、反対派双方の運動員らがさまざまな運動を行う予定です。
こうしたなか、独立賛成派に批判的な意見が経済界から相次いで出ていて、大手小売業の3社が独立すれば流通コストが上がり、商品の価格が上がることになるとする共同書簡を発表したほか、大手携帯電話会社も通信費の値上げを示唆しました。
これに対して賛成派の運動を主導しているスコットランド民族党の元幹部は「ここ数日、非常に組織された否定的なキャンペーンにさらされている。背後から操っているのはイギリス政府だ」と述べて、反対派やイギリス政府を批判しました。
13日に発表された有力紙「テレグラフ」の世論調査では、独立に賛成が54%、反対が46%と賛成派がリードしていますが、反対派の陣営が独自に行った調査では、逆に反対派が上回っていて、依然として接戦が続いています。
ただ、態度を決めていない人もまだいるとみられており、18日の投票日に向けて、双方の運動がさらに過熱するものとみられています。
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