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14 Sep 2014 05:23

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フレッシュな顔触れ、誰がソロデビュー? =「AKBじゃんけん大会」の見どころは

時事通信 9月13日(土)10時31分配信

 AKB48グループの「じゃんけん大会」が17日、東京・日本武道館で開催される。今年で5回目となる今大会には、過去最多となる112人が参加。出場者の顔触れを見ると、フレッシュな若手メンバーが例年よりも多い印象を受ける。今年の優勝者にはソロ歌手としてのデビューが約束されており、これまで以上に激しい戦いが繰り広げられそうだ。

〔写真特集〕AKB48「じゃんけん大会」2013〜松井珠理奈が優勝〜

 「じゃんけん大会」は2010年に始まり、毎年9月に開催されている。過去の優勝者は、第1回が内田眞由美、第2回が篠田麻里子、第3回が島崎遥香、第4回が松井珠理奈。このうち島崎は優勝によって中心メンバーに成長するきっかけをつかみ、次代のエース候補の松井は知名度を一段上げた。
 昨年までは、AKB48のシングル表題曲を歌う選抜メンバー16人をじゃんけんで決めるイベントだったが、今年は「特典」が変更となった。具体的には、優勝するとソロ歌手としてデビューでき、既にソロデビューを果たしている場合は新曲発売とソロコンサート開催が確約されている。2位から16位のメンバーは、優勝者のシングルのカップリング曲を歌う予定だ。
 今年は出場メンバーの平均年齢が17.8歳と昨年(18.4歳)をやや下回り、全体の半数近い51人が初出場。一方、グループ内で「ベテラン」と言えるAKB48の1〜7期生は全体の2割弱となっており、2年前の島崎のような「次世代」の若手が一躍脚光を浴びる可能性は十分あり得る。
 トーナメント表に目を向けると、「当選圏」のベスト16に入るためには3回(2回戦から登場の場合は2回)、優勝するには7回(同6回)の勝利が必要。1回戦では、前回優勝の松井と横山由依、高橋みなみと山本彩がそれぞれ対決し、「総選挙」で1位になった渡辺麻友は阿部マリアと激突する。乃木坂46からの「交換留学生」の生駒里奈と、小嶋陽菜の対戦も注目だ。
 過去の戦績に基づき注目のメンバーを挙げると、前田亜美は第1回から3回連続で選抜入りを果たし、「じゃんけん大会」で存在感を発揮してきた。また、阿部や内田、大家志津香、北原里英、小嶋は過去2回ずつ16強以上に進出しており、勝負運が「強い」メンバーと言える。
 これに対し、宮崎美穂は過去4回とも出場しながら、1勝も挙げていない。じゃんけんが弱いとされる高橋は、8月の東京ドームでのコンサートで「あんなトーナメント、勝てるわけない」と弱音を吐露。高橋の対戦相手の山本は、これまで予選敗退を繰り返してきただけに、「弱い者同士(の戦い)」とコメントした。彼女たちの戦いぶりも、見どころの一つだろう。
 「じゃんけん大会」では毎回、出場者が思い思いのコスチュームを身に着けて登場する。昨年の場合、渡辺は男装姿を披露し、大島優子は法被姿でみこしに乗って入場。小嶋は、それまで「勝負服」としてきた赤いドレスではなく、「ふなっしー」をイメージした衣装で戦った。今年は出場者が昨年より30人近く増えることから、メンバーの「コスプレ」への注目度もアップしそうだ。

最終更新:9月13日(土)11時11分

時事通信