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【プロ野球】

長野V打、マジック13

2014年9月14日 紙面から

◇巨人2−0DeNA

 巨人が5連勝。0−0の8回2死一、二塁から長野が左中間へ決勝打となる2点二塁打を放った。守っては7イニング無失点の小山から西村、マシソンとつないだ。DeNAは3連敗。2戦連続の零敗で好投のモスコーソを援護できなかった。

    ◇

 白熱の投手戦。最後に勝利を手にしたのは巨人だった。0−0で迎えた8回2死一、二塁で、長野がDeNAの先発・モスコーソのスライダーを強振。中堅・石川の頭上を越えた打球は決勝の2点適時二塁打に。試合後、打のヒーローは快打の味をじっくりかみしめた。

 「何とか打てて良かった。いい投手から打てたことがよかった」。チームは今季3度目の5連勝。原監督も「勝負強さの部分でいいものが出ている」と褒めたのだが、長野自身は「みんなで勝てて、よかった」。先輩の助けがあったからこそ打てたと思ったからだ。

 8回の得点は2死から片岡が放った右越え二塁打がきっかけ。続いて登場した井端がモスコーソに重圧をかけた。11日の阪神戦(甲子園)で左ふくらはぎに違和感を覚えて途中交代。それ以来の打席は、フルカウントから右打ちのファウルで粘ると、続く7球目の直球に手を出さず、四球。眼力で好機を拡大した。

 「長野が打ってくれると思った。プレッシャー与えてんねん」。井端は自らの仕事をこう振り返ったが、無言の激励は効果抜群。長野は「井端さんが四球でつないでくれたので」と普段以上に闘志を燃やしていた。そして、快打。期待に応えたいという思いが試合を決める一打につながった。

 優勝へのマジックナンバーは1つ減って「13」。しかし、チームに気の緩みはまったくない。長野は「優勝に向けて頑張るだけです」と気を引き締める。リーグ3連覇に向けた勢いは加速するばかり。14日も強さをみせつけて、頂点への歩みを進める。 (川越亮太)

 

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