中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

則本が12勝目

2014年9月14日 紙面から

西武−楽天 12勝目を挙げ、スタンドの声援に応える楽天・則本=西武ドームで(冨永豊撮影)

写真

◇楽天8−3西武

 楽天が快勝し、西武と入れ替わって5位浮上。則本が8イニングを6安打3失点にまとめ12勝目。打線は1回にジョーンズの2ランで先制し、その後も小刻みに加点。計17安打を放った。西武はプロ初登板の誠が2イニング2/3を4失点と崩れた。

 ようやく長いトンネルを抜けた。昨季王者の楽天が最下位脱出。最多勝争いに加わる則本が12勝目を挙げ、打線も17安打で8得点。5位だった西武との『直接対決』を制して、6月12日から続いていた定位置を抜け出した。

 則本が安堵(あんど)の息を吐く。「僕としては納得してないけど、勝てて良かった。今日は転がり込んだ勝利です」。プロ入り最多の143球。星野監督が「スーっといかないと」と指摘したように、その球数に苦しい内容が表れていた。

 それでも白星を手繰り寄せた。投手がギリギリで耐え、その間に攻撃陣が得点を重ねる。シーズン終盤にきて、昨季の強さが戻ってきた。先月30日以降は9勝2敗。ジョーンズは「この野球が来年のイーグルスにつながる」とうなずいた。

 誰も現状には満足していない。則本が「順位が1つ上がって、タラタラと喜ぶわけにいかない」と口元を締めれば、指揮官も「知るか!」とピシャリ。遅きに失した感はあるが、イヌワシ軍団が意地の猛チャージに入った。

  (井上学)

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ