浴場側面顔騎食らいやがれっ!
四月二十九日の午後、花穂姉ちゃんのいない平穏な時間は……
――たった数時間でぶち壊されたのだ……
「蒼ちゃん、元気だった!? チン毛生え揃った!?」
玄関で俺の顔を見るなりこれだ。紗月姉が帰って来た。
身体にフィットした薄手の白いトップスと黒いスキニ―パンツが、グラビアアイドル顔負けのスタイルをより際立たせている。
「紗月姉! 帰って来るなら連絡しろよ……それに、一ヶ月ぶりに会う弟にいきなり毛の話か……」
「あれ? 花穂にメールしたんだけど、聞いてない?」
花穂姉ちゃん、紗月姉が帰省するの知っていて言わなかったな……
青山紗月、体育大学一年。
十八歳で空手、柔道、剣道の有段者。
身長一六七センチ、バスト八十八センチ、ウエスト五十八センチ、ヒップ八十八センチ。
基本戦闘能力、計測不能。性格は野卑、花穂姉ちゃん以上の悪意のかたまり。
「紗月姉、ちょっと日に焼けた?」
「うんっ! 焼けたなっ! サークル体験でアーチェリーぶっ放して来たからね! 蒼ちゃんも毎晩一億匹ほど主砲発射してるよね?」
「姉ちゃん相変わらずだな……黙ってればスタイル抜群の美人なんだけどな」
その日の晩御飯は意外なことに紗月姉が作り始めたのだ。
寮で自炊しているおかげなのか、すごく手際よく調理している。
「料理って言っても、まだ簡単なものしか作れないけどね」
目の前に大盛りのカレーライスが並べられた。
「おっ、美味い。紗月姉も進化したな」
「ありがとっ! 蒼ちゃんは違いがわかる男だねっ」
食後は花穂姉ちゃんがいるときと同じように片付けを手伝う。
やはり、皿の洗い方や並べ方、所作の一つ一つが以前の紗月姉と違う。
「蒼ちゃん、風呂まだ入ってないよね? 先に入りなよ」
「ああ、そうだな。いつもは晩御飯の前に入ってたからな……」
一旦、部屋に戻って替えの下着とバスタオルを持って風呂場へ向かった。
紗月姉も片付けを終えて自室に戻ったようだ。
「紗月姉、鍛錬してるって割には細身のスタイル維持してるよな……」
姉もスタイル維持に苦労しているのだろうと憂慮していたときだった……
「――入るけどいいかな? 蒼ちゃん?」
紗月姉がそう言いながら既に風呂場に入り込んでいる。
「紗月姉……なんで風呂でビキニ着てるんだ?」
「あ、やっぱり脱ごうか?」
濃いブルーの小さなビキニは今にも零れそうな豊満な肢体を包み込んでいる。
「いや、脱ぐなよな……」
紗月姉はビキニを着たままシャワーを浴びて身体を洗い始めた。
今のところ勃起反応はなし。布きれ一枚あるなしで大きな差だ。
「あまり見ると反応してしまうから湯船でも見ておくか……」
キュッとシャワーを止める音がした。どうやら身体を洗い終えたらしい。
シュルシュル、シュッ、シュルッ、ペチャ、なにか聞き慣れない音も聞こえる……
「蒼ちゃん、姉ちゃんも入るから詰めてねっ」
時既に遅し、ビキニはタイルの上に脱ぎ捨てられて、紗月姉のダイナマイトボディは丸出しの状態だ。よく見ると競泳水着型に日焼け跡が残っている……
「えっと、温度調整これだっけ?」
「うわぁっ!?」
思わず眼を覆ってしまった。姉は湯に浸かるなりこちらに生尻を向けて来たのだ。
浴槽で四つん這いになり、風呂場の給湯リモコンに手を伸ばす紗月姉、俺が浸ってる眼前に紗月姉の尻が迫って来ている。尻だけならまだいいが、あの部分もパックリ丸見えだ。
「おぃっ! ぅわぷぇっ」
俺の顔面と紗月姉の尻とアソコが完全に密着。
この下品下劣さが次女花穂と大きく違うところなのだ。完全なる悪である。
脚を開いた不自然な四つん這いで、俺を浴槽の端に追い詰めて力技で押え込む。
「あ、これが温度調整だっけ」
正直、今なにが顔面に密着しているのか……眼を閉じているのでわからない。
チラ見すると、姉の尻の穴が眼の前にあったからだ。ということは、考えたくないが鼻先や唇に当たっているのは間違いなく未知のゾーン。
「紗月姉……わざとだろ! やめろ」
やめろ、という言葉はこの姉にとってワルノリする合言葉になる。
言ってから後悔するが、既に遅かった。
「このボタンはなんだっけ? あんっ、蒼ちゃんの吐息が当たって快感っ」
わざとらしく腰を上下に動かして俺の顔に股間を押し付けている。
押し退けたいが視界が悪いのと、逆らうと余計ワルノリするので抵抗しない。
しかし、初めてまともに見る女性器が……姉ちゃんのかよ……
「蒼ちゃん、すごっ! ピンコ勃ちっ! 処理しよっか?」
人を散々力技で弄んで勃起させて、エロいことをしようとする。
青山紗月は弟の俺にとって、こんな姉だ。
「俺、もう出る!」
勃ったままの股間をタオルで隠すが、出ようとすると紗月姉がタオルを引っ張る。
「高校生になった蒼ちゃんのフル勃起チンポ見せろっ」
「見せるかっ」
浴槽でタオルは一気に奪われた。股間を押さえて風呂から逃げ出す俺。
大丈夫かな? 俺の貞操……
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。