謀略本報道で共産党が隠していること。
何故、山田一成氏(雷韻出版)と野中広務の関係を追及しないのか?
日本共産党が自民党の現職大臣とネオナチ活動家のツーショット写真を大きく赤旗などでも取り上げています。何者か、その正体を知らないで写ってしまった自民党の政治家本人は何ともお気の毒としか言いようがない。
写真を撮った際にはこのように利用されるとは考えてもいなかったのでしょう。共産党などはまるで鬼の首を取ったかのようなお騒ぎです。
この中にネオナチ団体代表の山田氏=反共謀略本の出版社社長ーと書かれています。共産党は別の本でもこのように書いています。
【過去記事紹介=テキスト版】自民党が活用指示した謀略本 出版社社長は右翼団体の代表/ナチスの旗を掲げ行動(2000年6月21日付「しんぶん赤旗」より)
◎自民党が活用指示した謀略本/出版社社長は右翼団体の代表/ナチスの旗を掲げ行動
一面所報、自民党本部が謀略ビラのために大量に買い取り、選挙で活用するよう全国に通達していた反共謀略本『誰も知らない日本共産党のホンネ』の出版社雷韻出版(東京・目黒)の山田一成社長は、反共右翼団体の代表をつとめていたことが、本紙の調査で明らかになりました。
この団体は国家社会主義日本労働者党。自治省が編さんした『政治団体名簿』によれば、団体の設立は八八年四月。『名簿』に登場したのは八九年版が最初で、九五年版まで掲載されていました。
代表者名が山田一成氏。九〇年までの事務所の住所は「世田谷区玉川田園調布」で、雷韻出版の山田社長宅と同一住所です。
また、九三年に同団体の会計責任者をつとめた森田誠氏は、雷韻出版の監査役として名前を連ねています。
同党のホームページによると、綱領として「日本民族の優秀性を確認し血の純潔を保持し全世界の指導国家として世界平和に貢献する」「日本国體(こくたい)に反する国際主義を排斥し民族利益優先の指導者的一党独裁政権を要求する」など、四項目を掲げています。さらに、「民族浄化の推進」「単一民族国家化を維持・推進」などを基本理念としています。
昨年十二月五日には、「大東亜戦争開戦記念日」を前にナチスドイツのカギ十字の旗を掲げて米国大使館に抗議行動を実施。また、「外国人不法労働者排撃」「国外での軍事訓練」などを誇示する写真をホームページに掲載しています。
(2000年6月21日付15面掲載)
以上
この時に大量に配布されたのはカラー印刷されたチラシであり、私も保存していたがもうどこに仕舞い込んだか忘れてしまった。実はこの時にこのような妙な噂が政界を駆け巡った。
この反共チラシを作らせたのは野中広務自民党幹事長であり、公明とは創価学会員を総動員してチラシ配布を全国的に行ったというものである。赤旗も当時大々的に報じている。
★赤旗の記事(6/17)
総選挙で日本共産党攻撃を目的とした単行本が解散前後に、宣伝ビラとして配布することを条件に大量に買い付けられ、その宣伝ビラは自公保守勢力の謀略ビラとして全国的に大量配布されていることが16日、関係者の証言でわかりました。
この本は、雷韻出版(東京・目黒区)から出ている「誰も知らない日本共産党のホンネ」と題するもの。
この宣伝の体裁をとってB4判の両面カラー刷りの謀略ビラが全国各地で自公保3党ビラといっしょに創価学会会員らによって配られています。
同出版社から本を出している評論家の宮崎学氏が関係者から聞いたところによると、この本はもともと今年2月に2000部の自費出版として同出版社に持ち込まれました。
しかし、その後ひとりの人物が現れ、同出版社に対して本を買い上げたい、と申し入れてきました。その際、「本の宣伝チラシをまいて使ってもいいことを了承すれば5万部まで買い上げる」と条件を出してきました。
買い取り方は、書店に注文を出す方法、注文伝票を同出版社に送り、それで買い取りを確認することで最終的に総選挙の前に話がつきました。5万部の買い取りはすでにおこなわれています。
「なぜこんなことをするのか」と同出版社側が聞いたところ、その人物は「選挙のためにやるんだ」と回答。「野中(広務自民党幹事長)さんか?」とたずねたところ「それに近いことは間違いない」と答えたといいます。
同本は定価1400円。5万部買い取りの費用は7000万円。本の宣伝の体裁の謀略ビラは全国で3000万枚近くまかれており、その費用は概算で1億1000万円。さらに「讀賣」「毎日」「東京」「産経」などの新聞で本の広告も出しており、その費用は通常料金で概算すると1746万円。これらをあわせると2億円にのぼります。
この種の本は通常、大量に出版されるようなものではありません。日本共産党のイメージダウンを狙うために計画的に利用している謀略の組織的構図が浮かび上がってきます。
というわけや。雷韻にかぎらず、こんなええ話にのらん出版屋はおらへんがな。5万部ゆうたらそういう数字や。まして雷韻のボスは相当なタマで、赤旗でも大マスコミでも記者風情にこんなことしゃべるようなやつちゃう。わしにはほんとのこといいよるけどな。なに、別に脅迫したわけやない。雷韻はこないだ「オウム」の本だしたとこや。無名の出版社であったが、わしは出版社もマスコミも名前やおおきさなどで一切差別しない、印税のタカだけを問題にする、という礼をもってのぞんだから、あちらのボスもそれに応えただけのことである。任侠の世界の話や。
記述 宮崎学
http://miyazakimanabu.com/zorro-me/miyazaki9/0006/6018.htm
むしろ、共産党はこちらの方を問題にすべきではないか?元々野中広務の時代から自民党も公明党も関係があったというのに、そのことには沈黙しているというか、何も言っていません。
その理由についてですが、
加藤、古賀、野中氏…元自民幹部 宿敵「赤旗」に続々登場で首相批判+ ...
だからでしょうね。今や共産党はかつての自民党の幹事長経験者を赤旗の紙面に登場させる仲になっています。だから過去のことなどは隠して、現在のことばかり問題にしているのでしょう。
そんなにネオナチ団体を攻撃するなら、それを利用した当時の自民党こそ徹底的に糾弾したらいかがなのでしょう。
それが出来ないから、このような現在の閣僚攻撃しかやっていません。本来ならが過去に遡ってやる日本共産党がなにやら歯切れの悪い論評しか出来ないのはその為です。
余りにも御都合主義じゃありませんか?この問題で深入りできない日本共産党は、野中広務を赤旗に登場させてしまっているからに他なりません。