岡崎2発!奥寺超えのブンデス日本人最多28ゴール
2014年9月14日6時0分 スポーツ報知
◆ドイツ・ブンデスリーガ ヘルタ1―3マインツ(13日・五輪スタジアム)
【ベルリン13日=鷲見由希子】マインツの日本代表FW岡崎慎司(28)がドイツ1部リーグで日本人最多の28得点の新記録を達成した。敵地で同MF細貝萌(28)とFW原口元気(23)が所属するヘルタ戦に先発出場し、前半36分に先制ゴール、2―1の後半ロスタイムに追加点を決め、3―1の今季初勝利に貢献した。
29季ぶりとなる大記録を達成した。0―0の前半36分、韓国代表MF具滋哲がゴール右ポスト前からシュート。前へ弾んだこぼれ球を、岡崎は迷わず左足で押し込んだ。後半ロスタイムにもカウンターからダメ押しのチーム3点目を奪った。香川の復活ゴールを伝えられ「マジで!」と驚いた岡崎は「あまりゴール数は意識しないが、自分がこれまで欧州でやってきて、苦しい時もあったから、奥寺さんのこういう記録を抜くのはFWとしても希望が持てる」と喜んだ。
1985~86年季に奥寺康彦(ブレーメン)が記録したブンデス日本人最多の26得点目。今季開幕戦のパーダーボルン戦(8月24日)での今季初得点で並び、通算99試合目の出場で大先輩を超えた。いつものように跳びはね、チームメートが頭をなでて祝福。派手なパフォーマンスはなかった。
それも通過点という意識からだろう。昨季5度記録した1試合2発を早くも達成。リーグ開幕3試合で3ゴールとこの時点で今季暫定得点ランクトップに浮上した。スタートダッシュに成功。今後も記録を伸ばしていくことは確実だ。