デング熱対策見直し全国に通知 厚労省9月13日 11時46分
東京の代々木公園周辺などでデング熱の感染が相次ぐなか、厚生労働省は感染の拡大を防ぐためのマニュアルを見直し、公園や緑地などでは細かい区画ごとに蚊の調査や駆除を行うよう全国の自治体に求めました。
蚊が媒介するデング熱は先月以降東京・渋谷の代々木公園などでの感染が相次ぎ、これまでに100人を超える人の感染が確認されています。
厚生労働省は最初に感染が確認された先月27日に感染の拡大を防ぐためのマニュアルを全国の自治体に示しましたが、住宅地など狭い地域での感染を想定したものだったため対策が不十分だと指摘されていました。
このため、厚生労働省はマニュアルを見直し今回感染が相次いでいる公園や緑地などで感染を防ぐための対策をまとめ、全国の自治体に通知しました。
この中では、公園や緑地で感染が確認された場合はおよそ50メートル四方の区画ごとに細かく蚊の生息調査を行ったうえで、蚊が多い区画を中心に駆除を行うとしています。
また、蚊の駆除を行う範囲もこれまでは半径50メートルとしていましたが、蚊が移動する距離に合わせて半径100メートル程度が望ましいと改めました。
塩崎厚生労働大臣は「マニュアルに十分でないところがあったので、見直しを行った。全国の自治体と協力しながらできる限りの対策をとっていきたい」と話しています。
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