« 旧ICF(現オーベン)の株価吊り上げ問題について | Main | ちょっとだけ三国志大戦3 »

2008.01.04

エイベックス取締役・岸博幸氏がMIAUを批判

 お約束として掲載。


http://it.nikkei.co.jp/trend/special/itstyle.aspx?n=MMIT00000020122007&cp=4


 岸氏の発言自体は真っ当で、別にこれだけを持って政策マフィアというわけでもなく万事順調に進んでますという裏返しではないかと思われる。JEITAはともかく、これほど明確に「立場」と「利害」が前面に出ているあたり、なかなか肝が据わっていて好感が持てる。


 それを受けて、津田大介氏。


http://twitter.com/tsuda/statuses/532830682
http://xtc.bz/


 当然、エイベックスを筆頭株主に持つドワンゴの100%子会社ニワンゴがニコニコ動画をやっているのだから、エイベックス取締役の岸博幸氏がニコニコ動画を持ち上げるのは実に分かりやすいアングル。岸氏のダブルスタンダードを腐すなら、もっと盛大にやるべきじゃないかと煽りたい気分が満喫できる。むしろ、さっさと民放連でも焚きつけて、11月に言った無法状態のネット配信への取り締まりを厳重にやるよう言質を取る活動に邁進したほうがよろしかろうかと思われる。先進ネットユーザーとテレビ局がタッグを組んで音楽業界と戦うなんてかっこいいじゃねーか。戦え、戦うのだ津田大介氏。


 一方、池田信夫氏から岸氏はロビイスト認定を受けておられ、すでに一部戦線はグダグダの様相を呈しております。強大な村井一派との戦いに単身乗り出す池田氏、外野として拝見するかぎり、上武大学と慶應義塾大学では分が悪いです先生。


http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/eab1d9ccaf79716b1d2f79a0f47ece68


 池田信夫氏の戦いはまだまだこれからだ。

« 旧ICF(現オーベン)の株価吊り上げ問題について | Main | ちょっとだけ三国志大戦3 »

Comments

これか
http://www.bunkatsushin.com/modules/bulletin/article.php?storyid=15830

池田さんは言い方は勇ましいけど影響力皆無で敵ばかり多い人だから早いうちに外さないとMIAUは大変なことになるかもしれない

池田信夫は役者としちゃ面白いんだが

 池田さんは犯罪者予備軍でしょ。扱い的に。言ってることにある程度の理があるし、周りに集まる賛同者には「安く大量に商品が欲しい」って欲求があって、その点で利害が一致してるから不要に膨らんでるだけで。
 池田さんの側は、言い分はともかく結果として賛同者(若しくはその予備軍)の一部が恒常的に行っている「タダ取り・万引き」行為を容認しやすいって面もあるんで、そこ突付かれたらどーにもならんと思うけどね。
 とりあえず、少数精鋭主義で逝くしかなかろうかと。そんで身内の犯罪(類似)行為には厳しくされたし。突付かれたら一瞬で死ぬと思われたし。

 んで。それ言い出したら岸大王だって犯罪者養成所を100%子会社扱いで養ってるからどっちもどっちなんだけど、そういう場合やくざの喧嘩と一緒で最終的に強く大きいものが勝つ理論なんで。山口組と地場のやくざが喧嘩しても一瞬で決着でしょ? 以上のものでは、ないかと。

 あとまあ、池田ブログにあった

>ミュージシャンはアホやから。 (beaver) 2007-06-25 00:37:10
>レコード会社は王様で、アマチュアアーティストをプロにしてやる代わりに、彼らの権利を奪うわけですが、ミュージシャンは“天然のバカちん”がほとんどなので、メジャーデビュー出来るのなら自分たちのやりたい音楽の方向性を変えてまでシッポを振ってしまうんです。軌道に乗ったら、自分たちの好きにやっていいとか言われるんですよ。
>私の付き合っていた人がまさにそうでした。
>そうでもしないと、代替えはいくらでもいるので、なかなかプロにはなれないようです。
>ミュージシャンなんて人種はアホみたいに純粋だからやれるんですが、今の社会では利用されるだけですよね、若いし。著作権云々よりも、“ビックになりたい”ですから(;_;)
(全文無断引用)

 のうちの、

>そうでもしないと、代替えはいくらでもいるので、なかなかプロにはなれないようです。

↑この部分の破壊力・殺戮力を素人衆は甘く見過ぎってのも、あるかと。そのへんは、みどりさんもプロ側の人間だから、意味よ~く分かってるでしょ? って感じなんだけど。

 尻尾振れば年収数億(?)&ビッグの称号(笑)で尻尾振らなきゃニート以下なんだから、いわゆる一次権者(←爆笑)がどっち転ぶかなんか、馬鹿でも分かる。
 同人的な活動で救えるなんて思っちゃ駄目よ。同人には同人なりの適性や限界ってもんがあるんだから。救いたいと思ってる人が「お前らには救われたくない」と思ってる可能性ってもんを、忘れちゃ遺憾。

 同人風情じゃあ満足できない気質ってもんが表現者(←大爆笑)の側にあるからこそ、行く末犬畜生の扱いでもプロ側に付くんだから。

 そこ忘れちゃ遺憾。

↑そこら辺の、所謂「プロとインディーズの分岐がアーティストにどう作用するか?」ってトコロは、
『DIG!』ってロック・ドキュメンタリー映画(製作2004年)に良く顕れてましたよ。
TUTAYA系のレンタルDVDで見たんですが、見事なアーティスト地獄変でした。

>尻尾振れば年収数億(?)&ビッグの称号(笑)で尻尾振らなきゃニート以下なんだから、いわゆる一次権者(←爆笑)がどっち転ぶかなんか、馬鹿でも分かる。

『DIG!』では、ソノ「馬鹿」がカッコいいんですよ、困ったことにw レーベルの人間がそういう彼らに対してジレンマを抱いてるところとかも“撮ってある”あたりが、また面白い。

「アーティストはなぜ貧乏か」を読むべき。
読めば、畑耕してアートするのが正しいって分かる。
つーか、すべてのエンターテイメントセクターにおいて「これ(アート)で飯を食う!」なんて言うから不幸が起こるってそろそろ言っておけ。
産業化することが(そのセクター従事者や、セクターに従事したいと希望する者にとって)必ずしも正しいわけじゃねーってこと。ブームやムーブメントが去った後なら、再構築もできそうだしな。

>読めば、畑耕してアートするのが正しいって分かる。

 リアル畑耕してネットの肥やしを撒き散らす私が「正しい」(←極笑)とか言い出したら、世も末だと思いますよ? 末じゃないなら別にいいですけど。

元うんこはアートしてないじゃない。他人のブログに寄生してオナニーしてるだけ。「正しい」わけがない。

気持ちは分かるけど、もうちょっとコメント短くまとめられないの。3行以上は読む気起こらないよ。

虚業コンテンツなんて
流通後数年たって元とれたものは
タダでいいと思います。
ほとんどがきせい品の焼き直しかつコラージュ
でコストもそれほどかかってない。
国内で規制強化しても日本以外では
規制は不可能。
日本人の作ったコンテンツが
日本人以外はロハで自由に利用できるのに
日本人は利用できない摩訶不思議。
どんだけ自虐的なのか

虚業や大殺人自動車ばかり保護され
日本の魂である町工場が保護されない
摩訶不思議

虚業は親の仇で御座る

 何となく昔の子みたいで恥ずかしいhttp://sankei.jp.msn.com/etc/071228/etc0712281128000-n1.htm

 昔っぽいから、昔臭いから、それで好かれる面もあるけど、まぁ大半(?)は、こっち系(↑)でしょ。恥ずかしいんだ。コンテンツなんてのもまさにそうで、「昔のものは恥ずかしい」から、どうやったって淘汰は起きる。必ずしも進化is新しい、じゃないんよね。新しければそれでいいんだ。

 言ってるお母さん方が、そのうち「昔のものだから恥ずかしい」って言われるだろうことは想像に難く無いのに、それでも目新しさの方が勝つわけですよ。

 身を削ってますなあ。

>元うんこはアートしてないじゃない。他人のブログに寄生してオナニーしてるだけ。「正しい」わけがない。

 ブログでは、そうだよね。と言ってみるテスト。
 別にネットやブログは新しいメディアじゃ無いんだし。

 些細なことではあるけど、身の回りの整理整頓とか庭の手入れとか田んぼや畑の仕事とか山掃除とか。リアル人付き合いのあり方とか。そういう部分で芸でありアートだから、それでいいんだよね~。って感じ。

 今さら「元うんこ」ってw どんだけ切込隊長ですかと。

>元うんこ様
アーティスト様でございましたか。大変失礼いたしました。
Artという言葉には「技術」とか「業(わざ)」という意味も含まれる事は言うまでもないことですが、これだけアクセス数の多いページでアーティスト宣言されたという事は「身の回りの整理整頓とか庭の手入れとか田んぼや畑の仕事とか山掃除とか。リアル人付き合いのあり方とか。」について日々人並みならぬ研鑽を積み、見た者に感動を与えるレベルの表現ををなさっているのでしょう。
(人並みの事をやってもアートとは認められないのは当然の事ですね。)
また「同人風情」と仰るからには、現代音楽をやる為にロック・ミュージシャンをしていた故フランク・ザッパ氏のように、己の主義主張を曲げない範囲で金を稼ぎつつ、「身の回りの整理整頓とか庭の手入れとか田んぼや畑の仕事とか山掃除とか。リアル人付き合いのあり方とか。」の自由を守る為に大企業であろうが政府であろうが己の全てを賭けて「プロとして」戦っていく気概をお持ちなのでしょう。
私もアーティスト元うんこ様が在らせられます西日本に在住しておりますが、近い将来、元うんこ様のアーティストとしてのご高名を拝聴する日がやってくることを楽しみにしております。

 あっそう。

 ってゆーかアートをそんな高尚に扱う意味ってあるの? …あるんだろうねぇ。「風情」とか言われて勝手にキレてるし。そういう人ですか、としか。

Post a comment

Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.

(Not displayed with comment.)

« 旧ICF(現オーベン)の株価吊り上げ問題について | Main | ちょっとだけ三国志大戦3 »

メルマガ

  • メルマガ広告
    夜間飛行
    BLOGOS メルマガ

プロフィール

  • Profile

    やまもといちろう

    ブロガー・投資家・イレギュラーズアンドパートナーズ代表取締役。
    著書に「ネットビジネスの終わり (Voice select)」、「情報革命バブルの崩壊 (文春新書)」など多数。

September 2014
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
My Photo

ブログパーツ

  • Zenback(試験用)
  • 忍者さん(試験用)
  • ヤフー/ログール(試験用)
無料ブログはココログ