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2014年05月01日

しばし休筆のお知らせ

事情により、しばし休筆せざるを得なくなりました。
日頃ご愛読いただいてきた読者の皆様におかれては、事情をご賢察のうえ、ご了承願います。

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2014年05月01日

東アジアの平和は米国でなく東アジア自身の手で築くべきだ

 今度のオバマ大統領のアジア歴訪の目的は、米国と米国の同盟国との
安保関係の強化であった。そしてそれは見事に成功した。

 日本に関しては日米同盟強化を確認し、日本の集団的自衛権行使容認
を支持した。

 韓国とは北朝鮮の核・ミサイル阻止で一致した。

 マレーシアには48年ぶりに米国大統領が訪問した。

 米国の一国軍事支配に一貫して批判的だったマハティール時代の終焉
である。

 そして何といってもフィリピンとの新軍事協力協定の調印だ。

 これらの背景にあるのは中国や北朝鮮の脅威に対してともに戦うから
その負担を以前にもまして分担せよということである。

 しかしその一方でオバマ大統領は中国とは軍事対決はしないと繰り返
した。

 中国も米国の対中包囲網については強い反発を示していない。

 これ要するに米国と中国の間ではお互いに軍事的派遣をけん制し合う
が、決して戦わないという了解があるのだ。

 北朝鮮の核・ミサイル阻止についても米中は一致している。

 中国とはたたかわないが牽制する。その牽制をアジアの同盟国に分担
させる。

 これが米国によるアジアの平和でありその平和を担保する安全保障体
制なのである。

 アジアのリバランス戦略なのである。

 中国と北朝鮮の脅威をダシにしてアジアに米軍戦略の負担を求める。

 そして万が一有事になったら、真っ先に戦うのはアジアの同盟国だ。

 こんな虫のよい米国のアジア安全保障体制を排し、アジアはアジア自
らの手で東アジア集団安全保障体制を構築しなければならないのである
(了)

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2014年05月01日

米比新軍事協定に日米安保条約の未来を見る

 オバマ大統領は今度のアジア歴訪の最後の訪問国であるフィリピンに
おいて、米比新軍事協定に調印した。

 それを祝福する際に述べたとされるオバマ大統領の次の言葉がすべて
を物語っている。

 「(この協定は)かつての基地の返還を要求するものでも、新たな基
地を造るものでもない」と。

 そして外国軍の駐留を禁じたフィリピン憲法に配慮し、米軍を常駐さ
せることなく、巡回(ローテーション)させる。

 その一方で、フィリピン軍事基地を自由に使い、フィリピン軍を事実
上自由に指揮・監督し、フィリピン基地内に独自の施設さえつくる。

 ここに日米安保条約の将来の姿を私ははっきりと見てとる。

 フィリピンと日本の違いは、フィリピンは開発途上国であるが日本が
G7の一因だ。

 世界中どこを探しても、民主的な主要国で、自国の軍事施設を自由に
使わせる国は日本をおいて他にない。

 しかもその経費のほとんどを日本が負担し続ける。

 これが日米軍事同盟の未来の姿だ。

 そして冷戦が終わった1990年以降、その姿は着実に進んでいる。

 米軍リバランス戦略の行き着く際は日米新軍事協定の完了である(了)

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2014年04月28日

鹿児島補選と沖縄市長選の結果が教えてくれるこの国の絶望的な政治状況

もはや私は既存の政党、政治家のすべてが役立たずの税金泥棒と思っているが、それにしてもきのう4月27日に行われた鹿児島補選と沖縄市長選の結果には、あらためて失望した。

 選挙違反で失脚した自民党候補の後任を選ぶ選挙であるにもかかわらず、自民党候補が勝った。

 オール沖縄が普天間基地移転反対であるはずなのに、移転容認の市長が誕生した。

 選挙にはそれぞれの選挙事情があるのだろう。

 選挙に詳しい専門家はそれぞれの結果についてもっともらしい解説を行うのだろう。

 しかし私は単純に、民主党と共産党にこそ、自民党をここまで復活させ、野党を多弱にしてしまった大きな責任があると思う。

 国民の期待を担って政権交代を果たした民主党は、3年間も権力を掌握したにもかかわらず自滅してやすやすと安倍自民党政権を復活させ
た。

 しかも野党になって、党勢を立て直すどころかますます迷走し、国民を裏切り続け、沖縄市長選に至っては自民党候補を支持する始末だ。

 その無責任さは万死に値する。

 もう一つの野党である共産党は、「自民党に正面から対抗する唯一の野党」を売り物にして自画自賛を繰り返す。

 安倍自民党政権を倒すべき野党共闘を拒み続けている。

 今度の鹿児島補選でも敗北が目に見えているのに独自の候補を立てて惨敗している。

 その共産党の真骨頂があの東京都知事選における共闘拒否だ。

 あの時細川候補が舛添候補を破っていれば、ここまで安倍首相を増長させることはなかった。

 それどころかいまごろ政治状況は一変していたに違いない。

 今後安倍政権がどのような悪妻、失政を重ねても、今度の鹿児島補選と沖縄市長選で自民党候補が勝利した政治状況が大きく変わるとは、私には思えない。

 日々の生活に追われた一般国民には、もはや政治に関わるエネルギーや、ましてや政治を変えようとするエネルギーが残っているとは私には思えないのだ。

 そのような一般国民でも、奮い立たせてくれる政党や政治家が出てくれば一気に立ち上がる。

 しかしその動きは今の日本には皆無だ。

 今の政治状況はまさしく絶望的だ。

 それでも絶望してはいられない。

 どうすれば今の絶望的な政治状況が変えられるのか。

 名案があったら教えてもらいたい(了)

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2014年04月27日

メーデーに参加した安倍首相とこれを受け入れた連合

 およそ労働者の敵であるような政策ばかりを強行する安倍首相がなぜ連合主催のメーデーに参加したのか。

 労働者を守るための連合が、なぜ労働者の敵であるような政策を強行する安倍首相のメーデー参加を許し、演説までさせたのか。

 この疑問にきょう4月27日の朝日新聞のメーデー記事が見事に答えてくれている。

 なぜ安倍首相はメーデーに参加したか。

 安倍首相は経済界の代表を説得して連合では出来ない賃上げを勝ち取った。その成果をひっさげて、今度は経済界が求める労働規制緩和への理解を得ようとするアメとムチの使い分け戦略であると。

 加えて民主党と連合の間にくさびを打つ狙いもあると。すなわち民主党が頼りにならない状況のなかで連合が政権にすがりたくなる事を見せつけるためであると。

 なぜ連合は安倍首相をメーデーに迎え入れたのか。

 連合加盟の組合員は減る一方で、政府に対する影響力を失うばかりだ。ここで安倍政権と対決姿勢をとれば政労使の協議の枠組みから外され、ますます影響力を失う。

 だからと言って安倍政権と協調すればますます労働者から見放される。この矛盾を象徴するかのように連合は「労働者保護ルールの改悪に断固反対する」という特別決議の採択は、安倍首相や山口公明党代表らが会場を去ってから自分たちだけで行ったのだと。

 安倍首相をメーデーに迎えたのは腰の定まらない連合の苦渋の選択であったのだと。

 要するに安倍首相に連合はいいようにやられているということだ。

 朝日は書いている。

  「誇る(安倍)首相 冷めたメーデー」だったと。

  野党がなくなり、政治がつまらなくなるはずである。

  戦う事を止めた連合の責任はあまりにも大きい(了)

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2014年04月26日

日本の全面譲歩が密約されていたTPP日米交渉の衝撃

 
 けさ(4月26日早朝)のTBSが驚くべきニュースを流した。

 すなわち、オバマ訪日でも最終合意には至らず協議は継続されたはずのTPP日米交渉が、実は合意されていたというのだ。

 これが事実なら。国民はいい面の皮だ。完全にだまされたということになる。

 思えば戦後の日米関係史は密約の連続だった。

 国民が知れば怒り出すほど都合の悪い事は、常に密約で処理されて来た。

 日米安保条約からはじまって核持ち込みの沖縄密約に至るまで多くの密約が過去に重ねられてきた。

 米国占領下や冷戦時であればまだ理解はできる。

 しかし2014年4月という現在において、しかも戦後レジームを取り戻すと叫ぶ安倍政権下で、日本を売り渡す密約が公然と行われていたとすればどうか。

 しかしTPP密約はたとえそれがオバマ・安倍の間でかわされていても、永久にその存在が国民に明らかにされる事はない。

 なぜならば、そもそもTPPそのものが密約であるからだ。関係者は外部に真実を知らせてはいけない事になっているからだ。

 何よりも日本では特定秘密保護法ができた。真実を告白したり追及したりすれば罰せられる。

 この国では何から何まで権力者に都合にいいように事が進んでいるということである(了)

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2014年04月25日

しょせん安倍はオバマの相手ではなかったということだ

 今度のオバマ大統領の国賓訪日で分かった事。それは、日本の首相である安倍晋三という政治家は、しょせんオバマ米国大統領の相手ではなかったということである。靖国参拝でオバマ大統領を失望させた安倍首相だが、今度の首脳会談ではオバマ大統領はさらに安倍首相に失望し、そして安倍首相の無能ぶりにあきれ果てたに違いない。

 TPPが合意できなかったからそう言っているのではない。

 国賓訪日であるにも関わらず共同声明ひとつだせなかったからそう言っているのではない。

 首脳会談直後に行われた共同記者会見におけるオバマ大統領と安倍首相の発言の、そのあまりの格差を聞いて、つくづく私はそう思ったのだ。

 いたずらに日米同盟重視を唱え、オバマ訪日の成功を自画自賛する保身の安倍首相に比べ、米国の国益を堂々と主張し、日中融和の重要性を説いて安倍首相をさとし、ウクライナ問題におけるプーチンの誤りを非難して追加制裁を口するオバマ大統領は、まさしく米国の大統領だった。

 こんな二人が首脳会談を行い真剣勝負をしたのだ。

 はじめから安倍首相に勝ち目はなかったのだ。

 それにしても、オバマ大統領自らが「尖閣への安保適用」を口にしてくれたことは大きな成果だ、と強調する御用メディアの提灯報道ぶりはどうだ。

 こういう腐りきったメディアに囲まれている限り、日本国民もまた世界に相手にされず漂流するしかない・・・

 この続きはきょうの「天木直人のメールマガジン」で書いています。そのほかにも多くのテーマでメディアの書かない真実を追求して毎日配信しています。

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