幸い母校は無事だったが、ここは今、300人を超える自衛隊の駐屯地となり、昼夜問わず50台の輸送トラックが出入りするという、物々しい雰囲気に包まれている。
「その後は、とにかく同級生や友人の心配をしていて、メールやLINEで、安否確認のやりとりをしとったそうです。家が浸水してしまった友達はいたみたいだけど、かろうじてみんな無事だったようで、ホッと胸をなで下ろしていましたよ」(前出・親族)
こうした地元の惨状を目の当たりにして、きっと綾瀬も自分にできることはないか、困っている人々の役に立てることはないかと、思案をめぐらせていたことだろう。しかし、彼女は仕事があったため、翌21日には、どうしても東京に戻らなければいけなかった。
「わずか3日間の滞在でしたけどね、家ではなすとかトマトとか、家の畑の野菜を使って、両親のためにいろんな料理を作ってあげたそうです。でも、こんな状況になってしもうてね…お父さんが、“こっちは大丈夫だから心配せんでええ”っていって、なんとか安心させてね、彼女を東京に帰したんです」(前出・親族)
※女性セブン2014年9月11日号