TOP

基本をマスター!肌を痛めない毛穴の角栓ケア

毛穴に詰まった角栓が目立って気になるからといって、無理に引き抜いたり押し出したりすると肌を痛める原因になります。角栓ケアを始める前に、まずはしっかりと基本をマスターしておきましょう。

今回は、肌を痛めない毛穴の角栓ケアの基本をご紹介します。

基本をマスター__肌を痛めない毛穴の角栓ケア_450677755

美肌の大敵! 角栓の正体

角栓を取り除くためには、まずは角栓の正体を知っておきましょう。角栓とは、古くなった角質と皮脂が混ざり合ったものです。70%がたんぱく質、30%が皮脂でできているため、オイルクレンジングなどによる脂を溶かし出す方法だけでは除去することができません。

しかし、除去できないからといって放置してしまうと、毛穴を押し広げたり、角栓が酸化して黒ずみの原因になったりするため、適切なケアで取り除くことをおすすめします。

 

余計に目立つ!? 間違った角栓ケア

角栓が目立つ状態は気になって仕方ないかもしれませんが、無理やり取り除く行為は毛穴を余計に目立たせる原因になってしまいます。

■ 鼻パック
毛穴の黒ずみを一気に解消できる鼻パックは、思春期にやみつきになってしまう方が多いかもしれませんが、鼻パックを週に何度も行うのは、肌に必要な角質まではがしてしまうため大変危険です。どうしても気になる場合は、月に一度を限度にして、ひきしめや保湿などのアフターケアもしっかりとするようにしましょう。

■ ピンセットや爪で引き抜く
角栓を無理に引き抜くと、毛穴が広がる原因になります。また、失敗した場合には、毛穴周辺の皮膚が傷つけられることによって色素沈着につながることもあります。

 

まずは洗顔の見直しを

角栓が気になれば気になるほど、洗顔を熱心にしてしまいがちですが、実は過剰な洗顔こそが角栓の原因のひとつです。皮脂を取りすぎることで皮膚の角質がはがれてしまい、まだ未熟な角質が肌の表面に出てくることになります。肌は足りなくなった皮脂を補うために、さらに皮脂を異常分泌させてしまい、角質が過剰な皮脂によって酸化され、角栓となるのです。

つまり、角栓は毎日の洗顔が大きく影響しているということです。まずは、直ちに過剰な洗顔をやめて、皮脂を取りすぎない洗顔方法に変更しましょう。

そしてもうひとつ大きなポイントとなるのが、洗顔前に表皮をあたためて毛穴を開き、クレンジングオイルでマッサージをすることです。これで直接角栓がとれるのではなく、毛穴周辺の角質を柔らかくして角栓を取れやすくするために行います。そのため、洗浄力が強いものは避け、肌に優しいものを選んでください。

肌を痛めない基本の角栓ケア

  1. 50℃程度のお湯であたためたホットタオルを熱が逃げるまで小鼻の上にのせます。(ホットタオルは顔に乗せられる程度に温度調整してください)
  2. 肌に優しいクレンジングオイルで角栓が気になる部分を、指でクルクルと円を描くように3〜5分間マッサージします。
  3. 洗浄力が強すぎない洗顔料をしっかりと泡立ててから、泡で肌をそっとなでるようにして優しく洗顔します。
  4. 洗顔終了後、冷水で毛穴をひきしめます。
  5. セラミドやヒアルロン酸、ビタミンCなどが配合されている保湿剤でしっかりと保湿します。

 

洗顔後のケアで大きく変わる!

洗顔後に毛穴をキュッとひきしめ、たっぷりと保湿をしておくことが重要です。毛穴が開きっぱなしの状態では汚れがたまりやすく、そのままにしておくと余計に毛穴が目立つことになりかねません。
また、うるおいのある肌は毛穴がふっくらとし、肌も明るくなるため、毛穴が目立ちにくくなります。洗顔後は、ひきしめと保湿をしっかりとしておきましょう。

肌を痛めない基本の角栓ケアの1〜5を最低2週間は続けましょう。その後は、蒸しタオルは隔日ペースで問題ありません。これを28日間続けたら、気になる角栓を爪を立てないようにして指の腹で軽く押し出してみましょう。肌のターンオーバーによって、柔らかい肌に生まれ変わっているため、角栓が取れやすくなっているはずです。

 

洗顔と保湿が何より大切

角栓ケアにおいてもっとも大切なことは、洗顔と保湿です。基本をしっかりと守って丁寧なケアを続けていくことで、角栓が目立ちにくくなるうえ、キメが整ってふっくらとした美しい肌をつくることができるでしょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

あわせて読みたい