被爆地・長崎に修学旅行シーズンが巡ってきた。けれど、長崎原爆資料館で久しぶりに会った下平作江さん（７９）は浮かない顔をしていた。　「私の講話は役立っているのか...

　新緑に午後の太陽が柔らかな光を投げかけていた。５月１日、広島で被爆した詩人で医師の丸屋博さん（８９）＝ペンネーム・御庄博実（みしょうひろみ）＝から誘われ、広島...

　＜核被害に終止符を　ｄｏｃｕｍｅｎｔａｒｙ　ｒｅｐｏｒｔ　１７０＞　被爆地・長崎に修学旅行シーズンが巡ってきた。けれど、長崎原爆資料館で久しぶりに会った下平作...

　＜核被害に終止符を　ｄｏｃｕｍｅｎｔａｒｙ　ｒｅｐｏｒｔ　１６８＞　「ピカーッと稲光を何千、何万と集めたような明るさでした」。元コープこうべ理事長の竹本成徳（...

　「ピカーッと稲光を何千、何万と集めたような明るさでした」。元コープこうべ理事長の竹本成徳（しげのり）さん（８２）は、そう表現してから１９４５年８月６日の被爆体...

　淡い桜色の表紙には「被爆者健康手帳」の題字が、くっきりと見える。その手帳を手に、プロ野球評論家の張本勲さん（７３）は言った。「原爆手帳を取ったのは兄貴の勧めで...

　安倍政権が集団的自衛権の行使容認に踏み出そうとしている。身をもって戦争の悲惨さを知る被爆者たちはみな老い、その声はかき消されがちだ。戦後６９年を迎え、この国は...

　◇土山秀夫さん（８８）　「昨日まで街が存在していたとは思えない変わりようでした」。元長崎大学長の土山秀夫さん（８８）は昨年１２月１０日、就任後初めて被爆地長崎を訪れたキャロライン・ケ...

　◇山川剛さん（７７）　今年１月３０日、長崎市の私立女子校・活水（かっすい）高校の教室で、長崎県原爆被爆教職員の会副会長の山川剛さん（７７）が授業を終えると、一人の生徒が席を立ち、隠...