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特別手配の「工藤会」ナンバー2を逮捕9月13日 18時05分
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北九州市の暴力団工藤会トップの幹部が、16年前漁業協同組合の元組合長が殺害された事件に関わったとして逮捕された事件で、13日警察は、同じく逮捕状が出ていて特別手配をしていた工藤会のナンバー2の幹部を殺人などの疑いで逮捕しました。
逮捕されたのは、北九州市に本部がある指定暴力団工藤会のナンバー2で会長の田上不美夫容疑者(58)です。
この事件は、工藤会のトップで総裁の野村悟容疑者(67)が、16年前の平成10年、北九州市小倉北区の繁華街で地元の漁業協同組合の元組合長、梶原國弘さん(当時70)が拳銃で射殺された事件に中心的に関与したとして、11日殺人などの疑いで逮捕されたものです。
警察は、田上容疑者についても事件に中心的に関わっていたとして逮捕状を取りましたが、所在が分からなくなったため、全国の警察が組織を挙げて行方を捜す特別手配をして行方を捜査していました。
その結果、13日午後田上容疑者から警察に「出頭したい」という連絡があり、警察は捜査本部がある北九州市の小倉北警察署に同行したうえで、殺人などの疑いで逮捕したということです。
警察は田上容疑者が容疑を認めているかどうか明らかにしていません。
また弁護士によりますと、野村容疑者は「自分は関与していない」と容疑を否認しているということです。
この事件では、港の公共工事に影響力のあった被害者に工藤会側が便宜を図るよう求めたのに対し、断られたことから、報復として殺害したとみられています。
警察は工藤会の組織的な犯行の疑いが強いとみて、詳しく調べることにしています。
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