中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

藤浪完投で9勝 阪神6連敗でストップ

2014年9月13日 紙面から

阪神−広島 9イニング2失点で9勝目を挙げた阪神の藤浪=甲子園球場で(潟沼義樹撮影)

写真

◇阪神8−2広島

 阪神が連敗を6で止めた。藤浪が2失点、10奪三振と力投、今季2度目の完投で約1カ月ぶりの9勝目。打線は4回、3四死球に藤浪の適時二塁打など4長短打を絡めて一挙6得点した。広島は1回無死満塁を生かせず、福井が乱れた。

 チームと自身の連敗を止めた。阪神の藤浪が2位の広島を相手にプロ2度目、甲子園では初めてとなる完投で2年連続2桁勝利に王手をかけた。

 チームは6連敗。自身も8月8日の広島戦で8勝目を挙げて以降、4連敗を喫していた。最大の課題は立ち上がり。登板5試合続けて初回に失点していた。この日も先頭の天谷への四球から無死満塁のピンチを招いた。だが、ここで松山を投ゴロ併殺。キラを歩かせた後、田中を左飛に仕留め、無失点で切り抜けた。

 「情けないピッチングが続いていたので、しっかり投げようと思った。余計な四球や、いい当たりじゃなかったけどヒットを続けられて自分の悪いところが出た。何とか抑えられてよかった」

 キラへの5球目、内角への真っすぐは自己最速の157キロをマーク。「数字のことは気にしてないけど、そういう数字が出たのはうれしい」と気持ちが乗り、大量援護にも恵まれ、2失点で最後まで投げ切った。

 3回には144イニングに到達し、2年目にして規定投球回数をクリアした。「ホームで完投して気持ちいい。(規定も)最低限だと思っていた」と納得の結果となった。

 和田監督も「(藤浪が)踏ん張ってくれた。まず一つ勝つというより、連敗を止めないと再スタートが切れない」と、20歳の粘りを褒めていた。 (中山隆志)

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ