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古田織部 没後400年展
09月11日 09時59分

古田織部 没後400年展
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安土桃山時代の武将で、茶人として名高い古田織部の没後400年を記念した展示会が、岐阜県多治見市で開かれています。
美濃の国、現在の岐阜県出身の古田織部は、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の3人に仕えながら、独自の美意識に基づく茶道を作り上げましたが、「大坂夏の陣」で陰謀を疑われ、自ら命を絶ちました。
会場には、国宝や、国の重要文化財を含む、130点余りの、織部好みと呼ばれる茶器や茶道具などが展示されています。
このうち、国の重要文化財に指定されている「織部松皮菱形手鉢」は、松の皮の割れ目に似せ、菱形を組み合わせた形が斬新です。
また、6日から10日間限定で展示される国宝の「志野茶碗銘卯花墻」は、茶わんの側面に、白い卯の花が咲く垣根が描かれたように見えます。
岐阜県現代陶芸美術館の榎本徹館長は、「九州の焼き物にも影響した織部の革新性や、その世界観の広がりを鑑賞してもらいたい」と話していました。
大織部展は10月26日まで、多治見市の岐阜県現代陶芸美術館で開かれています。10月20日は休館日となっています。