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マララさん銃撃 過激派10人の身柄拘束9月12日 23時20分
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女性が教育を受ける権利などを訴えていたパキスタン人のマララ・ユスフザイさんが、おととし銃撃された事件について、パキスタン軍は12日、イスラム過激派のメンバー合わせて10人の身柄を拘束したと発表しました。
女性が教育を受ける権利などを訴えていたパキスタン人のマララ・ユスフザイさん(17)は、おととし10月、パキスタン北西部で下校中にイスラム過激派のメンバーに銃撃され頭に大けがを負い、事件後、パキスタン最大のイスラム過激派組織「パキスタン・タリバン運動」が犯行声明を出しました。
この事件について、パキスタン軍は情報機関などと共同で捜査を進めてきましたが、12日記者会見を開き、銃撃を実行したなどとして、「パキスタン・タリバン運動」に所属するグループのメンバー合わせて10人の身柄を拘束したことを明らかにしました。
パキスタン軍によりますと、複数の容疑者が取り調べに対し、現在の指導者で強硬派として知られるファズルッラー司令官が犯行を計画したと供述しているということです。
マララさんは事件後、奇跡的な回復を果たし、イギリスを拠点に世界中で女性や子どもの権利の向上を訴える活動を続けていて、去年はノーベル平和賞の候補としても名前が挙がりました。
容疑者は今後、テロ事件を専門に扱う反テロ法廷で裁かれる予定ですが、軍は過激派を対象とした軍事作戦を続けており、パキスタンでは依然としてテロとの戦いが続いています。
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