ホールアウトし笑顔を見せる鈴木愛＝兵庫・美奈木ＧＣ（撮影・林俊志）【拡大】
大会初出場初制覇を果たせば、１９８８年のツアー制度施行後では初。プロ２０戦目は大会史上最短で、２０歳１２８日は同最年少になる。２００６年大会を制した、あこがれの宮里藍の２１歳８３日を塗り替えられる。
雪辱の思いもある。大会コースの美奈木ＧＣは、昨年受けたプロテストの会場。単独首位で迎えた１６番からの３ホールで４つスコアを落とし、合格はしたものの３位に終わった。「あの時の自分に負けたくない」と苦い思い出も残るコースで成長した姿を披露した。
「あと２日間は長いようで短いと思う。自分のゴルフ人生の中で一番のチャンスだと思うけど、あまり意識せずにプレーしたい」
２位に４打差で、勢いも十分。記録ラッシュの初優勝で新車も手に入れる。 （高瀬悟嗣）
鈴木 愛（すずき・あい）
１９９４（平成６）年５月９日生まれ、２０歳。徳島県出身。鳥取・倉吉北高卒。１１歳でゴルフを始める。２０１３年「日本女子アマ」１６強。同年８月にプロ転向。翌月に下部ツアーの「中国新聞ちゅーピーレディース」で優勝し、１０月の「スタンレーレディス」でレギュラーツアー初出場。最高成績は今年の「中京テレビ・ブリヂストンレディス」１２位。今季獲得賞金は７１７万２０００円でランク６７位（１２日現在）。得意クラブはパター。１メートル５５、５８キロ。血液型Ｂ。
（紙面から）
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