元国税調査官を懲戒処分09月12日 19時34分
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京都府内の税務署に勤務していた元国税調査官が、国税局OBの税理士に企業の税務調査の情報を漏らしたなどとして、大阪国税局は、停職6か月の懲戒処分にするとともに、書類送検しました。
懲戒処分を受けたのは、京都府内の税務署に勤務していた47歳の元国税調査官です。
大阪国税局によりますと、元調査官は、去年1月と4月、国税局OBの税理士の依頼で、京都府内の法人2社の税務調査の情報を漏らしたほか、おととし5月からことし1月にかけて、同じ税理士から受け取ったタクシーチケット約12万7000円分を使ったということです。
税務調査の内容が漏れていることを知った法人が国税庁に告発し、不正が明らかになったということです。
大阪国税局は、元調査官を12日付けで停職6か月の懲戒処分にするとともに、税務調査の情報を漏らした国税通則法違反の疑いで、検察庁に書類送検しました。
元調査官は、12日付けで辞職しました。
大阪国税局は「綱紀の厳正な保持についてさらなる徹底を図っていく」としています。