12日放送の「ミヤネ屋」（日本テレビ系）で、朝日新聞の従軍慰安婦をめぐる報道について、経済評論家の森永卓郎氏が「朝日新聞はそういうものだと思って読むべき」と持論を展開した。

この日の番組では、朝日新聞社の木村伊量社長が記者会見で、従軍慰安婦問題の虚偽報道について訂正が遅れたことを謝罪したニュースを取り上げた。

番組では、慰安婦問題を研究している東京基督教大学の西岡力教授が中継で出演。朝日新聞が元慰安婦とされる人が「女子挺身隊」として強制連行されたと報じた記事を「捏造」と指摘したうえで、その報道についてちゃんと朝日新聞が答えておらず、国際社会の誤解を生んでいるとして、「朝日の責任追及をまずしなければ、先には進めない」とコメントした。

これを受けて、司会の宮根誠司氏は、朝日新聞の従軍慰安婦問題をめぐる報道について、「どうやって向き合っていけばいいのか」をスタジオの森永氏に訊ねた。

すると、森永氏は「事実が明らかになったわけだし、これに影響を受けているといわれる河野談話も含めて、きちんとした証拠に基づいて何だったのかというのをもう一度政府も含めて発信することが大事」と指摘。

その一方で、「ただ、朝日の論調をぜんぶ潰せという議論は間違っていると思っていて。いろんな新聞がいろんな見方をするから、われわれ国民は多様な考えができるので。朝日新聞は朝日新聞なんですよ。そういうものだと思って読むべきで、それをなくしていいという話は私は違うと思う」と持論を展開した。

そこで、宮根氏が「じゃあ、朝日新聞しか読んでいないよっていう方もいらっしゃるじゃないですか？」と指摘すると、「私はほんと新聞、複数取るべきだと思うんです」と森永氏。

これに対し、ガダルカナル・タカは「ただね、みんながみんな読む時間とか余裕があるかって言うと難しい」と指摘。

そして、「今のオレの気持ちで言うと、これだけ誤報が続くと、朝日新聞はむかしはあんなに素晴らしい新聞だと思っていたのに、今はオレのなかでは東スポの下ぐらいのイメージなんですね。『UFOを見た』と同じような状況になっちゃうかもしれないなっていう……」と漏らした。

この発言に森永氏は「東スポとはずいぶん違います。東スポは8割ウソですから」とツッコミ。

これに対し、宮根氏が「東スポは8割ウソではありません。東スポは『読みもの』です」と言うと、森永氏は大ウケしていた。

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