地下鉄日比谷線:虎ノ門ヒルズ近くに新駅構想

毎日新聞 2014年09月12日 20時59分(最終更新 09月12日 21時42分)

虎ノ門ヒルズ=東京都港区で、長谷川直亮撮影
虎ノ門ヒルズ=東京都港区で、長谷川直亮撮影

 東京都は12日、2020年東京五輪・パラリンピックまでに、超高層ビル「虎ノ門ヒルズ」(港区、今年6月に開業)の近くを走る地下鉄日比谷線の霞ケ関(千代田区)−神谷町(港区)間に、新しい駅を設置する構想を明らかにした。都内を走る地下鉄の新駅としては、08年6月に設けられた副都心線の東新宿など4駅以来。

 都が6年後の五輪開催時と約10年後の政策目標を示した「長期ビジョン(仮称)」の中間報告に明記した。都は今後、政府とともに株主となっている東京地下鉄(東京メトロ)と協議を進める。

 現在の霞ケ関−神谷町駅間は約1.3キロ。虎ノ門ヒルズの近くにバスターミナルを設け、地下は歩行者が新駅や銀座線虎ノ門駅を行き来できるようにする構想も示した。舛添要一知事は12日の記者会見で「仕事も、ショッピングも、食事もできるにぎわいの空間にしたい」とアピールした。【武本光政】

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