自民党札幌市支部連合会は9日、短文投稿サイト「ツイッター」に「アイヌ民族なんて、いまはもういない」と書き込んだ金子快之市議を党から除名することを決めた。
本人に通知が届いた後、10日以内に不服申し立てがなければ除名される。
支部連によると、この日の会合で金子氏に再び釈明を求めたが「『アイヌ民族は先住民族』とした国会決議の内容は認めない」との趣旨の発言があったといい、党議に背いたと判断した。
支部連幹事長を務める細川正人市議は「粘り強く発言を撤回するよう説得したがかなわなかった。大変残念だ」と話した。
金子氏は、市議会の所属会派である自民党・市民会議からの勧告を受けて1日付で会派を離脱。今後は無所属で活動する意向を示していた。(共同)