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 新潟市で12日、新潟地方気象台の職員が竜巻を目視で確認し、気象庁は竜巻注意情報を出した。竜巻を見つけたという各地の気象台職員の情報をもとに注意情報を発令する制度が今月2日に導入され、初の事例となった。

 気象庁によると、12日午後1時半ごろ、新潟市の北約10キロの海上で海面から上空に竜巻が伸びているのを気象台職員が確認した。4分後に消えたという。

 気象庁はこれまで、積乱雲の発達状況などを分析し、竜巻注意情報を出してきた。だが、2000年から12年までに発生した193の竜巻を分析すると、32の事例で最初の竜巻から6時間以内に近くで別の竜巻が発生しており、目視情報を発令にいかすことにした。(土居貴輝)