ヘビとカメとゾウ

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電車の席譲りの話。

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photo by hakzelf

 

今日のお昼、関西某FMの番組内で電車やバスの「席譲り問題」をテーマにした意見募集がありました。仕事をしながら聴いてみると…

 

・譲られてうれしい気持ちになった。

・席をゆずるのは当たり前。

・優先座席以外は席をゆずる必要はない。

・譲ったけれどいやな思いをしたことも。

・一見健康そうに見えるが立っているのが辛いこともあるので、譲ってくれると嬉しい。

 

などなど。様々な立場があっての意見なので一概に良い悪いは言えませんが、皆さんいろんなこと考えてるなー、こういうのが日本のいいところなのかなー、と一人で感心していました。

 

そんな中である妊婦さんからの投稿。要約すると、

・私は妊婦マークを付けているが、座っている人がいる席の前に立つ時は、マークを隠す。何だか「座ってる人に気をつかわしたらいけないな」と思ってしまうから。

とのこと。

 

それを聞きながら私は思いました。
「ゆずってもらえる時は好意に甘えたらいい。そして、あなたがゆずってもらう必要がなくなった時、今度はあなたが別の人を助けてあげればいいじゃない」と。

 

実際、電車が急ブレーキをかけた時など、成人男性でも危ない時があります。「腰が痛いから座りにくい」なんていうこともあるかもしれませんが、そうでなければ自身と赤ちゃんの安全のためにも、是非座ってもらいたい。

 

そして出産し、体調が良くなったら、今度は困っている人に席をゆずったらいい。子どもに席をゆずることを教育したらいい。そしてそれを見た別の人も、また同じように誰かを助けるようになるかもしれない。

 

妻も私も、妻の妊娠時に多くの方に親切にしていただきました。本当にありがたかったです。その方々に直接恩返しをすることはできませんが、違う人を助けることができたらいいね、という思いを共通して持っています。だから妊婦さんには是非、「あなたが座ることで、後々別の誰かが助けられるかもしれない。だからあなたは全然遠慮することはないですよ」と伝えてあげたいです。