Updated: Tokyo  2014/09/12 20:16  |  New York  2014/09/12 07:16  |  London  2014/09/12 12:16
 

スコットランド独立への支持後退、反対派優勢-最新世論調査

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  9月12日(ブルームバーグ):英調査会社ユーガブが11日発表した世論調査ではスコットランド独立への支持が後退した。同社が1週間足らず前に公表した調査では、賛成派が初めて反対派を上回っていた。

同社が英紙タイムズなどの委託で実施した調査によれば、態度保留の有権者を除いたベースで、スコットランド独立への賛成は48%、反対が52%となった。前回調査に比べて賛成派の割合が3ポイント低下する一方、反対派が3ポイント増えた。

英国からのスコットランド独立の是非を問う住民投票は18日に実施される。キャメロン英首相と同国主要政党の党首らは10日、スコットランドを訪れ、独立を思いとどまるよう訴えた。独立賛成派は失われた勢いの回復に躍起だ。

ユーガブのアナリスト、アントニー・ウエルズ氏は自身のブログで「2通りの見方ができる」と指摘。「スコットランドの人々は独立が本当に実現しそうになり始め、そのリスクにやや尻込みしているという見方。もう1つは単なる誤差という見方だ」と分析した。

全ての回答者を対象とする集計結果によれば、賛成は45%と、5週間前の調査から10ポイント上昇。反対は5ポイント低下の50%で、態度を決めていないとの回答は5ポイント低下の6%だった。合計が100%にならないのは四捨五入の関係だと説明している。

調査は9-11日に有権者1268人を対象にインターネット経由で行われた。ユーガブによると、独立反対派が勢いを増したのは8月以来だという。

記事に関する記者への問い合わせ先:エディンバラ Rodney Jefferson r.jefferson@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Alan Crawford acrawford6@bloomberg.netRobin Stringer, Andrea Snyder

更新日時: 2014/09/12 13:49 JST

 
 
 
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