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【ゴルフ】

彩香2位タイ 大会最年少Vへ1打差発進

2014年9月12日 紙面から

第1日、2番でティーショットを放つ渡辺彩香=兵庫県三木市の美奈木GCで(武藤健一撮影)

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◇日本女子プロ選手権<第1日>

 ▽11日、兵庫県三木市・美奈木GC(6645ヤード、パー72)▽晴れ、気温27度、風速2・3メートル▽賞金総額1億4000万円、優勝2520万円▽132選手▽観衆2368人

 期待の若手飛ばし屋・渡辺彩香(20)=ユピテル=が4バーディー、2ボギーの70で回り、国内メジャー初制覇へ向け首位と1打差の2位につけた。勝てば宮里藍の持つ大会史上最年少V記録を更新する。姜秀衍(カン・スーヨン、韓国)が3アンダーで単独首位発進。渡辺と並ぶ2アンダーに穴井詩(26)=GOLF5=ら7人、1アンダー9位にイ・ボミ(韓国)ら8人が続く大混戦。森田理香子(24)=リコー=はイーブンパー17位スタート、横峯さくら(28)=エプソン=はエビアン選手権出場のため欠場している。

 アマチュアは一人もいない。出場132人。最も多くの女子プロが参戦し『プロ中のプロ』の座を競う大会で、渡辺が絶好発進を決めた。

 「メジャーのセッティングで難しいので、パー5を大事に攻めようと思ってた。きょうは4つのパー5のうち3つでバーディーが取れたので良かった」。現在国内ツアーでは1、2位の飛距離を誇る飛ばし屋。自身の長所を生かすコースマネジメントで攻め、守ることを貫いた。

 前半のインコースを1バーディー、1ボギーでターンした後、1番パー5、2番パー4で連続バーディー奪取。「初日だったし、みんな雰囲気的に伸びてなかったし、アンダーパーで回ることが目標でした」。7番520ヤードのパー5では残り257ヤードの第2打を3番ウッドでグリーンに乗せ、2パットのバーディーを決めた。

 最終9番パー4はボギーとしたが、70で回り、首位とは1打差。ことし3月にプロ初優勝後、全米女子オープン、全英リコー女子オープンと海外メジャー2戦を経験。そこで得た自信が冷静なプレーにつながり、絶好発進となった。

 19日が誕生日の渡辺は、大会最終日は20歳360日。「今週は、ツアー2勝目をメジャーで、という気持ちでやっています。優勝スコアは15アンダーという人がいるのなら、15アンダーで回りたい」。その思いがかなえば、2006年に宮里藍がつくった21歳83日の大会最年少優勝記録を塗り替え、3年シードも手に入る。 (月橋文美)

 

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