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【プロ野球】

巨人M16再点灯 投打圧倒、セ最速70勝

2014年9月12日 紙面から

阪神−巨人 先発し7イニング2失点と好投した巨人・沢村は4勝目を挙げファンの声援に応える=甲子園球場で(横田信哉撮影)

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 巨人が3連勝でリーグ最速の70勝目。1回に亀井、村田の連続適時打で4点を先制し、6回は橋本の2点二塁打で突き放した。沢村は7イニング2失点で4勝目。阪神は能見が乱れ、2季ぶりの6連敗となった。巨人戦は3年連続の負け越し。

◇巨人6−2阪神

 「ナイスゲーム!!」。甲子園に巨人ナインの雄たけびがこだました。1回に阪神の先発・能見から一挙に4点を先制。その後も虎を投打で圧倒して3タテを完成させた。甲子園での阪神戦3連勝は1999年7月16〜18日以来、15年ぶり。2位の広島が敗れたため、優勝へのマジックナンバー「16」が再点灯した。

 「きょうはこの上のないスタートでしたね」と原監督。試合開始早々、難敵・能見から4点を先制した打線にお褒めの言葉を与えた。9連戦を最高の形で船出し、3年連続となる阪神戦の年間勝ち越しも確定。「甲子園での3連勝はそうそうないわけですからね」。謙遜の中に、残り試合への手応えが浮かんでいた。

 隙を見逃さなかった。1回の猛攻。2番の橋本が死球で出塁したのを見たナインは、能見の制球が定まらないことを見抜いていた。坂本と阿部は持久策を採用。連続四球を選び、満塁と好機を広げた。動揺する能見を見た5番の亀井。こう思って、打席に立っていた。

 「相手も苦しい。ボール球を振らないようにしよう」。好球必打の姿勢が快打を生む。3球目の甘いスライダーを強振。打球は右前への2点適時打に変わった。続く村田も左前へ2点適時打。ビッグイニングを完成だ。ここぞの場面での勝負強さ。川相ヘッドコーチは「大事な試合になって、集中力が攻撃につながっている」と目を細める。

 優勝マジックの再点灯で勢いは増すばかり。しかし原監督は気を緩めない。12日からのDeNA戦(東京ドーム)への意気込みを求められ、こんな言葉を返した。「また明日から一戦一戦」。かぶとの緒を締め直して歩むVロード。一歩ずつ着実にセ界の頂点へ進んでいく。 (川越亮太)

 

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