夜型の人は必見!夜勤のナースが教える夜更かしの肌荒れ対策
こんにちは!
ユリカモメ病院の新人ナース、山下リコです。
早速ですが、あなたは夜遅くまで起きているタイプですか?
世間では早寝早起きがブームになっていますが、深夜が好きという方も多いのではないでしょうか?
深夜は静かなので、クリエイティブなお仕事にはもってこいの時間。
そのため、あえて、深夜にお仕事をされている方も多いかと思います。
ただし、朝早くからの打ち合わせなどがあると、ほぼ徹夜に近い状態になったりと、1日の予定が変則的になりやすいのが、少々困りもの。
そうなってくると、お肌へのダメージなどが心配です。
特に「大人ニキビ」の発生は死守せねばなりません。
全国の大人ニキビで悩む人々を守るために、今回は、夜勤で深夜に働くことも多いナースの立場から、「夜更かしによる肌荒れを防ぐためのセルフケア」のノウハウをお教えします!
ナースが「深夜の肌荒れ対策」に力を入れている理由!
いきなりですが、下記の画像を見てみてください。
これは、私たちナースの勤務パターンの一例です。
ナースの勤務形態には、以下のふたつのパターンがあります。
(※病院によって多少の違いはあります)
●二交代制
| 日勤 | 8:30~17:00 |
|---|---|
| 夜勤 | 16:30~9:00 |
(※二交代制の夜勤は長くなっているので、仮眠を入れる場合もあります)
●三交代制
| 日勤 | 8:30~17:00 |
|---|---|
| 準夜勤 | 16:30~25:00 |
| 深夜勤 | 0:30~9:00 |
実はさっきの画像、私の勤務シフトだったのですが、画像を見ていただければわかるように、ナースの仕事はとっても変則的。
「朝方」「夜型」の生活がこまめに切り替わる感じなんです。
そうなってくると、当然のことながら、体調管理が重要になります。
なにより、ナースの仕事は人の命をあずかるお仕事。
体力だけでなく、精神力も大切。
だから、体調やメンタル面を常に万全にしておく必要があります。
なので、体調や心身に影響しやすい「深夜勤」をいかに上手にこなすかということが鍵になるんですね。
そこで諸先輩方から教えていただいたのが、これからお話しする三つの「深夜対策」なんです!
夜更かしの肌荒れを防ぐために覚えておきたい!ナース直伝、三つの深夜対策
1、深夜はナッツとお水で乗り切る!
深夜の食事は、お肌への影響が強いので、特に、ビタミンとミネラル(鉄分)の摂取に気をつけてください。
その上でオススメしたいのが、「ナッツ」と「お水」です。
ナッツって「食べ過ぎると、逆に肌荒れしそう・・・」と思う方も多いかもしれませんが、実はナッツのもつ栄養素は、美容と健康の頼もしい味方ってこと知ってました?
ナッツは、食べ過ぎることさえしなければ、深夜のおともにとっても良いんです!
ナッツの脂肪分は、身体にいいとされる不飽和脂肪酸。善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールを減らすオメガ3と、コレステロール値の低下や、生活習慣病の予防に効果的なオメガ6が含まれています。
またオメガ3とオメガ6の黄金比率は1:2と言われており、特にアーモンドやピスタチオに多く含まれますが、その比率に最も近いのはくるみ。
脂肪分のほか、炭水化物やタンパク質、ビタミン、ミネラル、食物繊維が多く含まれるので、適度な量を食べれば美と健康にいい効果が期待できます。
ナッツってビタミンをはじめとした栄養素が多いんですね。
そして、注目すべきは「鉄分」!
最近、鉄分が不足している人が増えているようですが、ナッツを食べることで、一日に必要な鉄分を簡単に摂取することができるんです。(※成人女性の1日の鉄分所要量は12mg)
●ナッツ類の各100g中に含まれる成分表
| ナッツの種類 | 鉄分 | ビタミンB1 | ビタミンB2 |
|---|---|---|---|
| いりごま | 9.9mg | 0.48mg | 0.23mg |
| パンプキンシード | 6.5mg | 0.21mg | 0.19mg |
| 松の実 | 6.2mg | 0.61mg | 0.21mg |
| カシューナッツ | 4.8mg | 0.54mg | 0.18mg |
| アーモンド | 4.7mg | 0.24mg | 0.92mg |
ナッツはコンビニでも簡単に買えますので、そばに置いておくと良いですね。
あ、ただし、くれぐれも食べ過ぎには注意してください。
上記の記事によると、アーモンドなら1日に25粒、ピスタチオは43粒、くるみは手のひら一杯半が、1日に食べる適量とのことです。
また、「お水」に関してですが、こちらはナッツなどを食べて喉が渇いた際に、常温のお水を少しずつ摂るようにしてください。
ジュースなどの糖類を多く含む飲料は身体を酸化させる原因となるので、できるだけ飲まないように!
お水を少しずつ飲むということを徹底すれば、一度に食べるナッツの量も抑えられて、よく噛んで味わうことになります。
そうすれば、満腹感も感じられるので、オススメです!
2、スキンケアによる「保湿」をおこない、大人ニキビを防ぐ!
夜更かしをすると、肌がベタベタしますよね。
あの理由ってご存じですか?
肌がベタベタするのは、外の「乾燥」から肌を守ろうとする「自己防衛機能」が原因なんです。
人間の身体って、肌を守ろうとするときに、皮膚表面に皮脂を出すんですね。
ただ、その皮脂を放っておくと、「大人ニキビ」の原因になりやすいので、スキンケアによる余分な皮脂の除去と「保湿」が重要になるわけです。
●超簡単!スキンケアの手順
- まずは洗顔!
- コットンを使わず、化粧水を手の体温になじませる
- 気分をリラックスさせながら、手の化粧水で顔を包み込みます
- 目のあたりが温もってきて、「ああ、疲れがとれたなあ」と感じたらOK
- この「1」~「4」の手順を繰り返します
化粧水を選ぶ時は、添加物の少ないものが良いと思います!
あとは、ご自身の肌に合った化粧水を選んでくださいね。
スキンケアと聞くと、男性の方は興味がないかもしれませんが、今や、男性もお肌のお手入れをする時代。
男性の方も、このノウハウをしっかり覚えておいてくださいね。
ちなみに、私の場合、深夜に厚化粧をするとお肌が荒れるので、化粧をほどほどにして、顔半分をマスクで隠すテクニックを使っていたりします・・・。
3、眠くなったら、思い切って「仮眠」する!
深夜に起きていると、どうしても眠たくなる場合があります。
元々「深夜」という時間は、人間の営み上、休むための時間なので、太古から受け継がれてきたDNAが眠りを誘発するのかもしれません。
眠くなったときには、素直に寝る方が良いのですが、とはいえ、私たちナースのように夜勤などで働いているとなると寝ることはできません。
そんな時、眠気をそのまま放置して作業の効率が下がるよりは、もし、可能であれば、90分サイクルで仮眠をすると良いでしょう。
人間の睡眠サイクルは「90分」だといわれていて、90分間隔で眠ると、レム睡眠の状態で起きれるので、寝覚めが良いそうです。
また、睡眠による疲労回復効果を少しでも高めるためにも、足を少し高くして寝ると良いでしょう。
足を少し高くして寝ることで、身体の血流がよくなり、むくみにくくなるようです。
そして、これはちょっとしたプチノウハウ。
眠る時には、「起きてからすることリスト」を作っておくと、安心して仮眠できます。
「起きたら、あれもしなきゃ、これもしなきゃ・・・」と思いながら寝ると、脳が緊張して、快適な仮眠をとることができません。
ですので、あらかじめ、「起きてからすること」を「備忘録」として紙に書いて置いておきましょう。
ちょっとしたノウハウですが、脳のストレスをとるために大事なことなんです。
※ちなみに私は最近、「自宅のトイレットペーパーを買って帰ること」と書いた備忘録を、先輩に見られて恥ずかしい思いをしました。メモの内容も問題ですが、他の人が見える場所にメモを置かない方が良いかもです・・・。
・・・といっても、本当は朝の日光を浴びる生活が良い
いかがだったでしょうか。
私の知人のイラストレーターさんも、「静かな深夜じゃないと、良い絵が描けないわ」ということで、いつも深夜に起きてらっしゃいます。
深夜3時くらいに、私のスマホにLINEの通知が届いてびっくりすることもしばしば・・・。
一般的に「夜更かしはダメ!」という意見は多く目にしますが、深夜だからこその独特の空気感があるのもわかります。
なんとなくクリエイティブな空気感があるんですよね。
ちなみに、私も夜勤は嫌いじゃありません。
ただ、人間の身体は元々、お日様の光を浴びるようにできているので、健康のためにも、可能な限り、規則正しい生活を送るようにしてくださいね。
たとえば、薬剤師さんが集まる「薬剤師ネット」というサイトでも、以下のように解説されています。
朝、目が覚めたら、日光を浴びましょう!
人間の体内時計は、朝、太陽の光を浴びることでリセットされると言われています。
リセットされた体内時計は朝モードになって動き始めます。
朝の日光を浴びるのって大事なんですね・・・!
ちなみに、全身の関節を軽く回すストレッチなんかもオススメです。
深夜って、身体を動かさない「考える作業」が多かったりするので、余裕があれば、身体を動かして、全身の血流を良くするようにしましょう。
素敵な深夜ライフをお過ごしください♪
師長!今回あらためて思ったんですが、私たちナースって、勤務時間帯がバラバラで体調管理が大変ですね。
でも、師長は、そのお年になってもまだまだバリバリ元気で働いておられて、カッコいいなあって思っちゃいました。
あ、あなた・・・。「そのお年」だけは余計よ。
まあ、確かにナースは大変よ。深夜勤務はあるし、患者さんの命をあずかる現場だから、ずっと気が抜けないし。
でも、だからこそ、今回のようなノウハウを知っておくことが大切なのよね。
・・・まあ、とはいえ、最近は「日勤のみの勤務」を希望する人も増えてきているようだけど。
わわわ!
ナースフルのサイトで「常勤(日勤)」という条件で調べたら、たくさんの求人が見つかりました・・・!
日勤のみの勤務、人気なんですね。
そうね。最近は「家庭」と「仕事」のバランスの両立を大切にする人が増えてきているわ。
まあ、私の人生は9割仕事だけど。
わわわ・・・。