中島美嘉1万人と「雪の華」9年ぶりベストアルバム公開レコーディング
歌手の中島美嘉(31)が12月30日に東京・北の丸公園の日本武道館でスペシャルイベントを行い、代表曲「雪の華」を1万人の観客と共に公開レコーディングすることになった。全シングル40曲を2枚に分けて収録したベストアルバム「DEARS」「TEARS」の発売(11月5日)を記念した企画でレコーディング参加者は映像商品に名前がクレジットされる。
2枚のベストアルバムの発売を記念した今回のライブでは、ヒット曲を中心に披露する予定だが、目玉となるのが“1万人の「雪の華」企画”。13年のキャリアの中でも最も人気の高いバラードを観客と一体となって合唱する。当日はレコーディングも行われることになっており、収録した映像が商品化された場合には、合唱に参加した観客の名前がクレジットされる。
「雪の華」は2003年10月に10作目のシングルとして発売。NHK紅白歌合戦でも2回歌ったほか、徳永英明や米国のエリック・マーティン、韓国のパク・ヒョシンら国内外の多くの歌手がカバーするなど、日本のポップスの冬のスタンダードとなりつつある。
05年以来、2作目となる今回のベストは、デビュー曲「STARS」から最新の「Fighter/Gift」まで全シングル40曲を2枚のアルバムに分けて収録。「DEARS」が「明日のために流す涙」、「TEARS」が「誰かを想って流す涙」というコンセプトになっており、それぞれのテーマに沿って選曲した20曲を収録している。
「DEARS」はデビュー当時の写真をジャケットに使用し、「TEARS」は今夏撮影した最新の写真を使用。また初回盤にはそれぞれ、これまでのライブツアーの模様も収録しており、初々しい映像も見られる。
13年ですっかり大人の歌手へと成長した中島は「曲と共に、皆さんのいろいろな思い出を振り返ることができるようなアルバムになるとうれしいです」と話している。