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関東の待機児童1万2000人
09月12日 15時26分

関東地方の1都6県で保育所の空きを待っている「待機児童」の人数は、ことし4月の時点でおよそ1万2000人と都市部を中心に増加し、依然として深刻な状態が続いていることが、厚生労働省のまとめでわかりました。
厚生労働省によりますと、関東地方の1都6県のことし4月時点の待機児童は1万2200人で前の年より133人増え、依然として深刻な状態が続いています。
都県別にみますと、東京が最も多く8672人(+555人)で、次いで千葉が1251人(-89人)、神奈川が1079人(-383人)、埼玉が905人(+3人)、茨城が227人(+12人)、栃木が66人(+43人)でした。
群馬では待機児童はいませんでした。
一方、保育所の定員は、ことし4月の時点で1都6県ではあわせて62万99人と、去年よりおよそ2万3000人分、率にして3.7%増加しました。
このうち、東京ではことし4月までの1年間におよそ9400人分の定員を増やしましたが、共働き世帯の増加などで子どもを預けたいと希望する人も増えていて、対策が追いついていないのが現状です。
厚生労働省は「今後も、保育所へのニーズは増えるとみられ、地域の実情に応じて支援を強化していきたい」と話しています。