日中韓首脳会談、再開必要との共通認識-ソウルで次官級協議
9月11日(ブルームバーグ):韓国政府は11日、日中韓首脳会談の再開にオープンな姿勢だと表明した。日中韓はこの日、ソウルで外務次官級協議を開き、年内の3カ国外相会談の可能性を協議することで合意した。韓国外務省が電子メールで発表した。
韓国外務省の魯光鎰報道官は次官級協議を控えた記者会見で、韓国は首脳会談に道を開くため中国および日本と協力していくと述べた。
韓国の尹炳世外相は、ソウルを訪れた杉山晋輔外務審議官と中国の劉振民外務次官に対し、「信頼を築きつつ、障害を取り除きながら、再び協力すべき時だ」と述べた。
日中韓は2008年以降続けられていた首脳会談を昨年、見合わせた。尖閣諸島をめぐる対立悪化で、安倍晋三首相は2012年12月の就任以来、習近平国家主席とまだ会談していない。
杉山外務審議官は協議後、3カ国が直面している課題を克服するために、外相会談、さらには首脳会談につなげていく必要性があるとの共通認識を得たと記者団に述べた。具体的な合意には至らなかったという。
原題:S. Korea Open to Reviving Three-Way Summit With China,Japan (1)(抜粋)China, Japan, Korea to Seek Foreign Ministers Meeting This Year
記事に関する記者への問い合わせ先:ソウル Sam Kim skim609@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Rosalind Mathieson rmathieson3@bloomberg.netNeil Western, Andrew Davis
更新日時: 2014/09/11 22:19 JST