朝日新聞:稲田政調会長「謙虚な姿勢で真実に」と批判

毎日新聞 2014年09月12日 11時51分(最終更新 09月12日 12時06分)

 自民党の稲田朋美政調会長は12日、朝日新聞社が東京電力福島第1原発事故の政府事故調が作成した吉田調書に関する記事を取り消した問題で、「報道の自由は憲法で優越的地位が与えられており、報道機関はそれに見合う謙虚な姿勢で真実に向き合うべきだ」と批判した。党本部で記者団に語った。

 稲田氏は朝日新聞が従軍慰安婦報道でも訂正したことに関し「世界中で日本の名誉が毀損(きそん)され、信頼が失われている状況で、回復するための措置を講じてほしい」とも述べた。自民党や国会が朝日新聞関係者から聴取するかについては「報道機関自らの検証が大切だ」と述べるにとどめた。【高橋恵子】

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