しのぎを削るニュースサービスの中で、LINEニュースの評価が高い。「本命」(ドワンゴ川上量生会長)、「一番使いやすい」(堀江貴文氏)との声が聞かれる。編集部が人力で話題のニュースを短くまとめて伝えたり、アプリを利用しない層にはメッセンジャーアプリLINEを通してニュースを配信したり、と独自路線を展開し、合計1200万人にリーチするニュースサービスに成長している。
■ニュースに「関心あり」は少数派
社会的な出来事に関心を持っている人は少数派--。LINEニュースの開発は、一般のユーザーはニュースを読まないという前提でスタートした。難しく、堅苦しいイメージを払拭するために、開発段階ではLINEのキャラクターが話しながらニュースを紹介する、絵だけで表現する、というアイデアも議論された。
2013年7月に開始したサービスは、同社がこれまで展開してきた、livedoor ニュースやNAVERまとめの経験をいかし、編集部がニュースの要点を「です・ます調」で60~70字でコンパクトに要約して伝えるものになった。写真も必ず付いている。
「長い記事は、いきなり難しい本を見せられた感じになって読まないユーザーもいる。関心を持てば、もっと深く読みたいと思う。読むというよりは見たという感じに近くして、興味を持ってもらえるようにしている」と担当する島村武志執行役員は語る。
継続的に話題になっているニュースを紹介するコーナー「続報中」は、第一報から最新の記事まで時系列に表示する。島村氏はニュースを連続ドラマに例えて、途中から理解する難しさを説明する。
「記事は読者がある程度流れを知っている前提で書かれているが、毎日見ているとは限らない。初めて見た人が第5話までドラマが進んでいたら分からないので、そこを解決できるよう工夫した」
ユーザーが閲覧したトピックスを認識し、関連記事が届くと続報としてプッシュ通知される機能もある。要約や続報中があることで、ユーザーは話題になっているニュースを簡単に把握することができる。トピックスの並べ方やタイトルはヤフートピックスを意識したものだったが、より分かりやすいサービスを求めて昨年11月にリニューアルした。
livedoor、LINEニュース、NAVER、フェイスブック、ツイッター、ヤフー
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