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【主張】朝日新聞のおわび 原発所員の名誉回復急げ
慰安婦報道も全面的に見直せ
朝日新聞の木村伊量社長は11日夜、「吉田調書」報道について会見し、「間違った記事と判断した」として記事を取り消すことを明らかにした。「読者の信頼を大きく傷つけた」として、報道部門の最高責任者である杉浦信之取締役編集担当の職を解き、自身の責任については「抜本改革など再生に向けて道筋をつけた上で進退を決断する」と述べた。
木村氏は慰安婦問題の報道についても、「誤った記事を掲載し、訂正が遅きに失したことをおわびする」と謝罪し、過去の記事や、日韓関係や国際社会に与えた影響などを検証するため、第三者委員会を設置するという。
≪対応は遅きに失した≫
全面的に記事の誤りを認めた格好だが、その対応はあまりに遅い。記事により毀損(きそん)された原発所員らの名誉や、日本人の尊厳を回復すべく、朝日新聞には最大の努力を払ってもらいたい。
政府はこの日、東京電力福島第1原子力発電所事故で所長として現場の指揮を執った吉田昌郎氏(故人)らから、政府の事故調査・検証委員会が聴取を行った結果をまとめた「吉田調書」など19人分の調書の全文を公開した。
会見は、これを受ける形で行われた。朝日新聞は5月20日付朝刊に、同社が入手した吉田調書に基づくものとして、「第一原発にいた所員の9割にあたる約650人が吉田氏の待機命令に違反し、10キロ南の福島第二原発へ撤退していた」とする記事を掲載した。
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