iPhone6のリリースとともに発表されたApple Pay(アップルペイ)。
このApple Payは実店舗における支払い手段としてばかりが注目されがちですが、実はネット通販における支払いすらもガラリと変えてしまう可能性があります。
そこで今回は、ネット決済にApple Pay払いが導入された場合、どのようなメリットがあるのかを解説。これを読んでいただければ、『Appleはまたとんでもないものを作ったなぁ~』と感嘆すること、間違いなしですよ。
尚、Apple Payの仕組みそのものはこちらの記事を参照ください。
カード番号や有効期限の入力不要:
まずApple Payは指紋認証をすることで本人確認をする仕組みが採用されているため、店舗側にあなたの利用したクレジットカード番号や有効期限が伝わることはありません(下記動画を参照。指紋認証だけで支払いが完了しているのがわかります)。
これはスーパーマーケットやドラッグストアといった実店舗のみだけでなく、ネット通販サイトにおける決済においても全く同様。とにかくApple Payを通した支払いでは、あなたのクレジットカード情報は相手側に伝わらない…と思ってOKです。
ネット通販ではカード情報の入力が不要に:
つまりApple Payに対応している通販サイトでは、クレジットカード番号の入力をせずに買い物をすることが可能だということ。16桁の数字を入力するのって結構面倒ですし、財布の中からクレジットカードを持ってくるといった作業も煩わしいものなので、これはすごく便利ですよね。
- Apple Pay払いが出来る通販サイトなら、カード番号などの入力が不要。指紋認証だけで買い物が出来る。
今後は『あっ、これ買いたいな!』と思ったら、指紋認証をするだけで買い物が即終了…そんな通販利用が普通になっていくのかもしれません。
店舗側からの情報漏洩の心配もなし:
また、Apple Payはスムーズな支払いを実現するだけでなく、当然、あなたが利用したクレジットカード情報が通販サイトから漏洩する可能性をもゼロにします*1。
なにせApple Payでは最初からカード情報を店舗側に渡さない仕組みが採用されているので、情報漏洩してしまうはずが…ないのですね。下記のような通販サイトで買い物をする場合には特に、Apple Pay払いを選ぶメリットがありそうな感じです。
- セキュリティ対策ゼロの通販サイト(独自通販サイト)
- 過去に情報漏洩を起こしてしまった通販モール
- 使い慣れていない海外の通販サイト
当初はアプリを通した買い物のみ?
Apple Payの公式サイトを確認した限り…ではありますが、Apple Pay導入当初はアプリを通した支払いのみに対応する模様です(上記サイトでApple Pay払いが利用できる)。
しかし今後はアプリ経由の決済だけでなく、通販サイトの決済手段としてもApple Payは浸透していくはず*2。仮にそうなればどこでも指紋認証をすることで、クレジットカードで買い物できる未来が待っているのかもしれませんね。
以上、 Apple Payは通販サイトにおける支払いをガラリと変える可能性アリ…といった話題でした。
もしかすると『昔はクレジットカード番号を直接入力して、買い物をしていたんだよ!』『へぇ~、そんな危ないことしていた時代があったなんて~』なんて未来が、すぐそこまでやってきているのかもしれません。個人的にも日本での導入開始が楽しみです。