トップページ国際ニュース一覧ロシア 演習活発化で軍事力誇示か
ニュース詳細

ロシア 演習活発化で軍事力誇示か
9月12日 8時45分

ロシアのプーチン大統領は、極東に駐留する軍の部隊などに対して、緊急時の戦闘準備体制を点検する演習を行うよう命じ、ウクライナ情勢を巡って、欧米との対立が深まるなか、国内各地で軍の演習を活発に行って軍事力を誇示するねらいがあるものとみられます。

ロシアのプーチン大統領は11日、ロシア極東を含む東部軍管区の軍の部隊をはじめ、通信や運輸の省庁や地元の行政府に対して、18日まで緊急時の戦闘準備体制を点検する演習を行うよう命じました。演習に参加する兵員の規模は明らかになっていませんが、北方領土の管轄を主張するサハリン州でも行われることから、先月に続いて北方領土で軍事演習が実施される可能性もあります。
ロシアは、ウクライナ情勢を巡って欧米との対立が深まるなか、国内各地で軍事演習を活発に続けており、10日には、北極海を航行する原子力潜水艦から、核兵器を搭載できる新型の弾道ミサイルの発射実験も行っています。
プーチン大統領は、ことし末までに安全保障に関する基本原則である軍事ドクトリンを見直す方針も示しており、アメリカが主導するNATO=北大西洋条約機構がロシアと国境を接する国々へ展開する動きに対抗して、軍事力を誇示するねらいがあるものとみられます。

[関連ニュース]
k10014546921000.html

[関連ニュース]

  自動検索

ロシア 軍事ドクトリン見直しへ (9月11日 9時43分)

このページの先頭へ