BL作家に五里夢中！

　今日もまずは業務連絡からです。

　１月のＳＳ、あれからまた作品が発表されております。

　あまなみゆゆさん　→　あまなみゆゆのＢＬ三昧な日々

　とっても素敵な作品ですよ、みなさんもぜひ、お読みになってみてくださいね！

　ちなみに今月のお題キーワードは、「初詣」「願い」「松」の三つです。

　＊　＊　＊

　さて、それでは今日の話題です。

　たいへん長らくお待たせをいたしました！

　って、あれ？　待ってくださってた方がいらっしゃるかどうかわかりませんが（笑）

『金髪王子と恋のタロット』の連載を、本日よりサイトのほうで開始いたしました。

　では、タイトルイラストです。

　高校生同士のカップル、一樹と結、ふたりとも１８歳です。

　この作品は先日、第３０回のディ○＋チャレンジスクールで選外の三次選考通過という結果だったものです。

　ぶっちゃけて言っちゃいます（笑）

　正直言って私はこの作品、おそらくは二次選考あたりで止まるだろうと思っていました。

　ですので三次通過というのは、まったく過分な、ありがたすぎるご評価だったと思っています。

　なぜ、そう思ったか。

　それはまぁ、ハッキリ言って受けキャラの早乙女結くん、彼があまりにエキセントリックすぎてですね（笑）

　それでも私、確かこの作品を書くときに、いちばんの課題にしたのが「魅力的な受けキャラを書く」ということだったような……（笑）

　そういう課題意識を持って取り組んで、なぜに結くんのようなキャラが出てきたのか。

　いまとなっては、もうよく覚えていない（笑）

　でもですよ？

　私は常々、ダンナから「キミの作品の弱点は、受けキャラに魅力がないことだ」と言われております。

　ま、それはもう、まさしく「おっしゃる通り」で返す言葉もないわけですが。

　でも、ダンナはこうも言っているんです。

「そんなキミの作品の中で、数少ない魅力的な受けキャラと言えば『秘密のアルバム』の皐月と、『金タロ』の早乙女結だ」と（←ハイここ、笑うとこです！）

　ええとですね、『金タロ』の結はまだ、みなさんご存じないわけですけれど、『秘密のアルバム』の皐月といえば、昨年ショ○ラさんから、アレですよ。

　受けが痛々しい。ﾋｨｰ(((ﾟДﾟ)))

　という超絶に印象的なご批評をいただいた……（笑）

　しかも、この『金タロ』の結はですね、その皐月をさらに上回る、沙色の作品至上、もっとも強烈な痛さを誇っているキャラくんです。

　つ……つまり、ウチの夫婦はふたり揃ってショタ？？（笑）

　ショタ好きなのか？？∑(ﾟ∇ﾟ|||)

　うーん、なんていうかですね、たとえて言うなら『桜蘭高校ホスト部』のハニー先輩みたいなキャラですね。

　うさちゃーん、キック！　みたいな……（笑）

　あああ、確かに沙色はハニー先輩、大好きであります（泣）

　ま、そんな余計な話はさておき、この『金髪王子と恋のタロット』は、沙色が書いたオリジナルＢＬ小説としては１１作品目に当たります。

　この作品を最後に、沙色、三つのことをやめました。

　その三つとは……

（１）一人称で書くこと。

（２）高校生キャラ。

（３）ショタ系の「痛い」受け。

　はい、この三つは、これ以降の沙色の作品では見られない傾向です。
　
　この作品をもってスッパリとやめました。

　これ以前の作品、『忘れられたかぐやの恋人』から、この『金髪王子と恋のタロット』までの６作品について、沙色はすべて一人称で書いてまいりました。

　その理由のひとつには、「主人公の心情にしっかり寄り添う」という課題があったからです。

　特に『秘密のアルバム』『詐欺師の珈琲』『金髪王子と恋のタロット』の３作品は、攻め目線の一人称で書いておりまして、どれも似たような作風になっております。

　私は個人的に、この書き方がなかなか気に入っておりましたが、結果はハイ、まったく出ておりません（笑）

　しかも、サイトでの読者のみなさんの評判もイマイチ（笑）

　ですのでこれ以降、『ハローワーク』改稿版からすべて、三人称で書いております。

『秘密のアルバム』の文体が、がショ○ラさんで「初期ＢＬっぽい」と言われたこともありますしね（笑）

　高校生キャラ、というのにも絶大なる無理があったと反省しております。

　いくらなんでもこの年で高校生キャラの恋愛心情に寄り添う、というのは大変に難しく、なんだか息子目線になっちゃうし（笑）

　だからなのか、キャラがひどくマンガチックになってしまい、実在感がない（笑）

　まぁ、反省すればキリがないのですが、全体としては個人的に、なかなか気に入っている作品ではあります。

　ショ○ラさんであそこまで言われてしまった以上、もうこういう「痛々しい」ショタ系キャラは、投稿作では書けないなぁ……と思っています。

　ですので、いかにも沙色らしい「痛々しい」受けが出てくる最後の作品。

　どうかお楽しみいただけたらと思います。

　原稿用紙１００枚の短編ですので、１０回程度の連載になるかと思います。

　よろしければお暇な時間にでも、お読みいただけたら嬉しいです。

　そして今回も、残念ながら編集部からのご批評はいただけませんでした。

　みなさんからのご意見ご感想だけが、沙色の反省材料となります。

　お読みくださったみなさん、「ここがちょっと……」などのお気づきの点はもちろん「ここがよかったよ！」などという点なども万一あれば、ぜひぜひ教えていただけたらありがたいです。

　どうぞよろしくお願い申しあげます！

　そしてディ○さまチャレスクに挑戦なさったみなさん、お疲れさまでした。

　作品公開をしてくださっている方も、ありがとうございます。

　いろいろなスケジュールや思うところもあって、沙色は第３１回への投稿はスルーの予定です。

　また機会がありましたら、ご一緒に頑張りたいなと思っています。

　どうもありがとうございました。