鶏の足の上に建つ小屋

3年目の若手大学図書館職員が、大学図書館、高等教育などについて考えたことを書く。現担当はシステム関係。

8/21-22 第4回学生協働シンポジウム@山口大学に参加してきました

8月21日(木)ー8月22日(金)、山口大学で行われた第4回学生協働シンポジウムに参加してきました。もっと早く書けないとなぁ…

 

1日目:8月21日(木)
◆基調講演
「キャリアから考える学生協働」
講師:山口大学大学教育機構 平尾元彦 教授

◆アイスブレイク(レクリエーション)

◆ポスターセッション
テーマ
①:私たちの考える図書館づくり
②:活動を通して得られたこと
③:各大学の学生協働の特色
・ポスター発表
・全体会

山口大学総合図書館見学
◆交流会

2日目:8月22日(金)

◆ワールドカフェ
「学生協働は利用者の役に立ってるのか?」
コーディネーター:山口大学大学教育機構 林透 准教授
・小グループでの話し合い
・全体会

【閉会】

◆事例報告および意見交換(※教職員のみ)

 

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新山口駅にて、職員2名+学生サポーター2名が現地集合。学生さんの旅写真を撮っては可愛い可愛いとつぶやく先輩職員を横にバスに揺られること30分、初めての山口大学へ到着。

山大へ到着早々、ヤマミィがお出迎え。抱きつきたかったけど学生さんを引率している手前そんなことは不可でした。先輩も我慢してました。

 

しれっと講演会場に座るヤマミィ。

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◆基調講演
「キャリアから考える学生協働」

綺麗な講堂で講演開始。学生恊働は図書館のための活動でもあるが、学生自身のキャリア形成につながるという点でもやる意義があるとのこと。あまりそういった視点では考えたことがなかったので新鮮でした。

このシンポジウムも山口大学図書館の学生スタッフさんが企画運営を任されているそうで。立派だなあ。

 

◆ポスターセッション

 

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ウチの学習サポーターさん2名も発表をしてきました。

本学の学生恊働は、大学院生による学習相談メイン。あまり見られない例だったので、それなりに珍しがられました。そして院生さん2名の発表の安定感。安心して見てられる。

すごいですねぇ、という感想を多くいただきましたが、個人的には学部1年生のころから図書館スタッフとしてイベントやってる学生さんだってすごいと思います。先輩から後輩へ、いろいろとノウハウを引き継いでやってるとか。すごい。

 

 山口大学総合図書館見学

今年3月に改修されたばかりの総合図書館を見学。
改修の様子はブログでちょくちょく覗いていたので、とっても楽しみでした。

やっぱり注目は、エントランス横のりぶカフェ!!

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学生さんによる完全運営です。

カフェらしくなるように、と美術部が描いてくれた絵が飾ってありました。くじらの絵が好き。

 

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大雨による浸水被害のことを聞けたり、とても開放的なPCエリア(元書庫らしい)があったりと、改修に立ち会ったわけでもないのに何故か懐かしい感じというか感激というか、立派に生まれ変わったよねぇ、という気分になりました。ブログ見てたからかな。

 

そしてこの日は豪華な交流会を開いていただき、オードブルやら山口の名産品やらいただき。フレッシュパーソンセミナー@広大でお会いした楽しい方々と再会し。さらには面倒見の良い某課長さまに瀟洒な二次会場まで連れて行っていただき。LibraryLovers元チーフなお友達と一緒に、とてもいい気分でホテルへ帰りました。友達っていいな。

 

 2日目。
新山口駅を見下ろしながら、チーフなお友達と朝食バイキング。楽しい。仕事っぽくない。

 

 ◆ワールドカフェ
「学生協働は利用者の役に立ってるのか?」

ワールドカフェ。
少人数のテーブルをいくつも作り、議論をしてはテーブルホスト1名を残して他のメンバーがランダムに散らばり。その後また元のテーブルに戻り。
そうすることで全員と議論しているような効果を生む。それがワールドカフェ。

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「学生協働は利用者の役に立ってるのか?」
話し始めるとなかなか難しかったです。

「利用者って誰?」

「図書館の役に立ってる≠利用者の役に立ってる?」

「役に立ってる、の根拠は?」

 

私の班内での結論としては、

・学生、教員、職員のつながりが増える、垣根がなくなる

・新しい利用者を獲得できたり、サービスを広げられる

・だから役に立っている(ハズ)!

というもの。

サブ結論としては、学生さんは楽しんでやってるし、学生目線が加わることで確実に図書館のプラスになっている。成果を可視化できるようにするのは職員のマネジメント力次第。

といった感じでした。
規模は違えど、色んな大学で色んな形でがんばってる学生さんの声をきけたことが、私自身のモチベーションになりました。これがこの旅一番の戦利品かもです。

 

◆事例報告および意見交換(※教職員のみ)

閉会後、りぶカフェでお弁当をいただきながら、教職員のみでの事例報告会が行なわれました。コーヒー美味しい。

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数大学の事例紹介後は担当職員のお悩み相談会のような雰囲気だったのですが、学生さんにどうモチベーションを維持させるか、どのように接するように心がけるか、というところに重きがおかれた印象です。

マイクが渡ってきたりもしましたが、本学の事情についてはあまり詳しくお話することができず。よっぽど「私のモチベーションがあがるとき」の話でもしようかと思ったのですが時間もったいないのでやめました。

これに対する山口大学の学生協働出身の職員さんからの、実体験を交えた回答。

”しっかりできていたら褒めて、だめなところはちゃんと叱ってもらえる方が嬉しい。自分のことをよく見てくれている、と感じることがモチベーションになる”
とのこと。

まさにそうですよね。

職員の私も同じだもの。見てくださってるなぁ、と感じるといくらでも頑張れます。ムチだって受けます。

 

というあたりでお仕事終了。

直後、送迎バスの時間ギリギリにいちかばちか生協までダッシュしてヤマミィクッキーをGET。これが帰還後たいそう喜ばれた。よかったダッシュして。

最後は山口大学学生スタッフさん勢ぞろいでお見送りしてくださいました。 ええ子たちや。

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というわけで。
このブログも、色んな方に見てくださっていることを感じつつ、頑張って(ちゃんと何かイベントあったらすぐに)更新しようと思いました。