BL作家に五里夢中！

　１０月も明日で終わり。
　あと一日しかありませんねぇ、○花さんの投票期間。

　結局、お友達の作品＋αしか読めなかったけれど。
　でも、とっても楽しい企画だったと思います。

　思うに、こうして読者に意見を求めるレーベルさんというのは、新しいもの――編集さんにも思いもよらないような、斬新な作品を求めているような気がします。

　私が好きな漫画『バクマン。』にも「マンガ家は編集の上をいかなければならない」という言葉が出てきます。

　私はいつも、作品を書いていく上で、これまでに自分の作品にいただいた選評を参考にします。

　そして、編集さんの求める作品はどういうものかを真剣に考えるわけですが、当然それだけでは足りないのだと思います。

　投稿者として、これからのＢＬ界にどんな作品を提供できるのか。

　これは、プロであれアマチュアであれ、ＢＬ界に作品を提供している、という意味では少しも変わりはないと、私は思っています。

　だから、私がＢＬ界に関わっていく意味は何か。

　自分が書かなければならない作品はどんなものかを、いつも考えていきたいと思っています。

　ま、そんな私の小さな決意表明は、自分の心の中に密かに留めておけばいいことなのですが。。。

　今日は、いつもダメな私をやさしく励ましてくれている「お姉さん」、伊勢原ささらさんの『ハッピーエンドを教えて』のイラストを描かせていただいたので、ちょっとそれをご披露してしまおうと思います。

　先日の応援マンガでは『Life is Beautiful』をご紹介しましたが、『ハッピーエンドを教えて』も○花さんの新人大賞の候補としてノミネートされている作品です。

　第三回の○花ＷＥＢ新人賞で、優秀賞に輝かれました！

　いまさらですが、おめでとうございます！！

　でもなんだか、第三回の○花ＷＥＢ新人賞の作品掲載と新人大賞のＷＥＢ投票の発表が近かったために、第三回のこの作品を皆さんにご紹介するタイミングをはずしてしまって。

　投票期間まであと一日あります。

　なのでぜひぜひみなさんにお読みいただけたらな、と思って今日の記事でご紹介させていただきました。

　これ、とっても面白いんですよ！

　もちろん伊勢原さんの作品は、どれも甲乙つけがたい面白さなのですが、今回のはまた「コンビニ対決」がとっても面白くて手に汗握りました。

　売り上げを伸ばすための工夫を徹底的にして業績をあげることにやりがいを見出している大島さん（攻め）と、父から受け継いだ地域の人に愛される店作りというモットーを大切にする歩夢くん（受け）。

　これ、どちらの考え方も正しいと思うんです。

　そして、こうした考え方の違いは、どんな業界、いやどんなことにも当てはまる対立だと思うんです。

　たとえば私たちＢＬ小説家を目指す者も、いつもこうしたジレンマを抱えていると思います。

　商業作家を目指すうえで、やはり「売れる」作品を書くということに徹底すべきなのか。

　それとも自分の作品を愛してくれる人、少数であってもそうした人達に満足してもらうための作品づくりをすべきなのか。

　私もいつも、悩んでいます。

　そんな対照的なふたりが出会って、お互いの良いところをわかりあっていく過程が、とっても丁寧に描かれていて、前のめりになるように引き込まれました。

　そして、ふたりの恋愛関係の進行とともに、コンビニのほうもバレンタインの売り上げ対決へと向かって行くというとっても手に汗握る展開。

　もう、面白すぎて沙色、パソコンをクリックする手が震えました。

　コンビニってすごく身近なんですけど、この作品を読んでみて、自分がいかに経営する側の苦労をしらなかったかがわかりました。

　いま東京に来ていて、ちょっと歩けば何軒もコンビニの前を通ります（私がふだん住んでいるところでは、コンビニなんてめったにありません・笑）

　それぞれのコンビニの品ぞろえや雰囲気の違いに敏感になってしまった私。

　もちろんどこかに大島さんのようなカッコイイ店長がいないかな、なんて探してしまっていますけれど（笑）

　さて、そんなカッコイイ大島店長と歩夢くんを、またまた沙色がヘタクソなイラストで……。

　おい、そろそろやめとけよ、とおっしゃらずにまぁ、お付き合いくださいませ。

　まずはふたりの全身図など……。

　大島さんはペットボトルを、歩夢くんが持っているのはアイスクリームです。

　そしてふたりのアップはこんな感じ。

　この下絵を描いていたときにダンナから、「そのメガネのほう、社会人なのにヘソだしかい？」と突っ込まれましたが（笑）

　
　いえいえ、本文中の大島さんはおへそなんて出してません！

　これはですねぇ、沙色の趣味で、やっぱりチラッとおへそをね、見せてほしいなと（笑）

　楽しんでいただけたら嬉しいな。

　そして最後は『ハッピーエンド』になりますよ。

　対照的なふたりのコンビニ対決の結末にも、伊勢原さんらしいやさしさや世の中への愛が溢れていたと私は思います。

　
　１２月の○花ＷＥＢさんの発表も、『ハッピーエンド』で終わるといいな。。。

　さてさて、ではもういちど、最後の最後のお願い（←選挙みたい・笑）です。

　花丸ＷＥＢ新人大賞　小説部門　ＷＥＢ投票は、こちらからです！m(_ _)m

　私が応援しているお友達さんの作品は……

　第一回　　『Life is Beautiful』　　伊勢原ささらさん

　　　　　　　 『そして終には紅を差し』　　町屋あずみさん

　第二回　  『英雄の証明』　　鈴木一仔さん

　　　　　　　 『その手に抱えられるだけの花束を』　　町屋あずみさん

　第三回　　『ハッピーエンドを教えて』　　伊勢原ささらさん

　です。

　どの作品も、とても個性的で魅力的な作品です。

　残された時間の中で、どうかみなさん、お読みになって投票のほう、よろしくお願いしますね！！