BL作家に五里夢中！

　今月はじめに突然、思いついてしまった無謀な計画。

『ハローワークで幸せさがし』を改稿して、紗零度さんに送ろう！　なんて……。

　一昨日、無事に発送を済ませたので、なんとか間に合ったのではないでしょうか。

　いやぁ、ギリギリでした。

　下読みをお願いしたお友達さまにも、ご無理をさせました、すみません！m(_ _)m

　また応援してくださったみなさん、ほんとうにありがとうございました。

　さて、応援、といえば、先日以来、私のところにも拍手コメントから「美王子さんで入賞したお二人に続けるよう、おまえも頑張れ！」といったようなコメントを複数いただいております。

　いやぁもう、ありがたすぎて涙が出ます。゜゜(´□｀｡)°゜。

　入賞されたお二人はもちろん、それ以外の方も、みなさん、渾身の玉稿を送られたというのに、私はスルー。

　その点ではまったく努力もしていない私までが、お裾分けのような状態で、あたたかい励ましのお言葉をいただいてしまい、恐縮しております。

　また、実は先日、私が住んでいる北海道地方で震度５弱というちょっぴり大きめの地震があったんですね。

　それを心配してくださった方まで……！m(_ _)m

　いやもう、親きょうだいですら、電話やメールもないというのに（←冷たい！）気遣ってくださった方、ありがとうございます！

　私の住んでいる地方は地震の多いところでして、９年ほど前にも震度６弱という地震を経験しております。

　それに比べると今回はぜんぜんたいしたことなく、被害と言っても、棚の上から落ちてきたカップラーメンが愛犬の背中にヒットしてぎゃん！　と鳴いた、という程度でした（笑）

　さて、『ハローワーク』の話です。

　実はこれまで私、投稿して落選した作品のほとんどをブログやサイトで掲載してきましたが、その中でふたつ、読者のみなさんからの評判が特に芳しくなかったものがありました。

　何だかわかりますか？（笑）

　ひとつは『ハローワークで幸せさがし』

　もうひとつが『忘れられたかぐやの恋人』です（笑）

　『ハローワーク』のほうは、昨年秋の第三回美王子文庫新人大賞に応募して、一次通過すらできずに落選した作品でした。

　『かぐや』のほうは、やはり昨年の第二回○花ＷＥＢ新人賞で選外でしたがＤ＋という評価で、私にしてはかなりの好成績だった作品です。

　ちなみに、いままでの中でいちばん評判がよい作品は、未投稿でこんど○花さんに改稿して投稿する予定の『ミッドナイト・ガバメント』です。

　続いて先日ショ○ラさんで結果の出た『秘密のアルバム』。

　こうしてみると、私の読者のみなさんは、投稿結果や成績にかかわらず、おもしろいものはおもしろいし、つまらんものはつまらん！　というひじょうに公平な目で私の作品を読んでくださっているのだ、ということがわかります。

　さて、その評判が芳しくなかった『ハローワーク』。

　まぁ、言い方が適当かどうかはわかりませんが、読者のみなさんからの感想は、「けちょんけちょん」というやつでした（笑）

　いえこれ、決して非難しているんじゃないんです、そこは誤解なさらないでください。

　確かに掲載中は、毎日、拍手コメントを見るのが怖かったです（笑）

　でも、いま思い返すに、これはとてもありがたく、嬉しいことでした。

　ネガティブな感想を送る、というのは、ご本人にとってもつらく、大きな負担になると思います。

　でも、読者のみなさんの本音の部分を知らないと、結局ひとりよがりの自己満足的な作品になってしまい、少しも成長できない、という側面もあると思うんですよね。

　そういう意味では、あのとき感想を送ってくださったすべてのみなさんに、この場を借りて、改めてお礼を申し上げます！

　その『ハローワーク』は、そういうわけで掲載終了後、すぐにブログからも下ろしてしまい、サイトにも掲載できずにいました。

　だからこそ、私の中では「このままでは終われない！」というやつですよ。

　あのとき、芳しくない評判の中でも、この拙作を「好きだ」とおっしゃってくださった読者の方がいらっしゃいました。

　私の書いた攻めキャラの中で、五十嵐くんがいちばん好きだ、とおっしゃってくださった方がいました。

　このままではもったいないから、なんとか改稿してもっといい作品にしろ！　と叱咤激励してくださった方がいました。

　そんな読者の方々と、それから主役の正幸や五十嵐くんのためにも、何とか面白い、「読んでよかった！」と思っていただける作品に生まれ変わるよう、持てる力の限りで努力しました。

　大きく変えたのは、次の三点です。

（１）目線～「受け」正幸の一人称から、正幸目線の三人称へ。

（２）設定～キャラ設定をそれぞれ変更、または追加。

　　・正幸と夏実を、夫婦から元夫婦へ。ふたりは二年前に離婚済み、ということに設定変更しました。（多少話が小さくなりました・笑）

　　・風太にひどいアレルギー持ち、という設定を加え、これを物語の根幹のひとつにしました。

　　・五十嵐亮のキャラ設定に、出生の秘密をひとつ加えました。

（３）ストーリー～後半のストーリーを全面変更し、正幸と五十嵐亮の恋愛を中心に、夏実と風太をサブキャラとしてうまく機能するようにしました。

　以上です。

　美王子さんからいただいた選評では、

　　・ストーリーが平板でキャラ付けが弱い。

　　・印象に残るシーンや台詞が何ひとつない。

　と、厳しいご批評をいただきました。

　これを重く受け止めて、まずキャラ付けを強くしようということで、各キャラクターにひとつづつ、設定を加えました。
　あっ、夏実だけは加えていません。彼女はサブキャラだし、けっこう強烈なキャラなので、いいかなと（笑）

　そして、印象に残るシーンや台詞、については、私よくわからないのですが、実在感のある魅力的なキャラが活躍すれば、自然とそのシーンや台詞が印象に残ってくるのではないかな？　と思ったので、そこはキャラ付けを深くして、しっかりと描き切ることに集中してみました。

　ストーリーの平板さについては、まだまだ課題も多いと思うのですが、クライマックスに亮と夏実のバトルシーンを持ってきてみました（笑）

　それぞれのキャラクターの魅力を、最大限に引き出してあげる。

　これが作者としてやるべき最大のことなのではないかな、と、最近ようやくそういう基本的なことに気づいてきた私です。

　紗零度さんには、ちょうど去年の８月に『オンブル・ローズ～薔薇色の影～』という作品を初投稿しました。

　結果はもちろん落選。その後も『胡蝶の媚薬』（改稿前）を投稿して落選。

　今回は、三度目の挑戦になります。

　もちろん一次通過して、ただ読み.netで掲載されてみたい！

　そんな夢を抱いている私ですが、そうでなくても、ほんの少しでも成長できていたら嬉しいな、と思っています。

　そして、結果がどうあれこの作品が、読者のみなさんに満足していただけるものになるよう、いま持てる力のすべてはつぎ込んだつもりです。

　ま、書き終わるといつもこう思うのですが（笑）これまでに書いたあらゆる作品の中でいちばんの出来ではないかと。

　ちょうど２００枚の完成原稿のうち、４０枚がえろシーンという、私にしてはえろ満載の作品。

　私の作品の中で、唯一の「年下攻め」である五十嵐くん。

　彼の頑張りにかかっていますね！　ｶﾞﾝﾊﾞﾚｰ！ヽ(´▽｀)/

　というわけで、改稿しながら描いたイラストを最後に。

『ハロワ』の中で、私がいちばん描きたいと思うのはこのシーン。

　旭山動物園の、ペンギンの水中トンネルのシーンです。

　正幸には「眼鏡」というアイテムを加えてみました！

　後ろでデジカメを高く掲げているのが夏実ちゃんです。

　さ、次は○花さんに『ガバメント』の仕上げですね！

　ひぃぃぃ、忙しいっ！∑q|ﾟДﾟ|p

　でも頑張ります！

　みなさんも暑い中ですけれど、９月の締め切りラッシュに向けて、ファイトですっ！o(*^▽^*)o