未来のいつか/hyoshiokの日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2014-09-10

温泉ハッカソンの反省会という名の飲み会をした。

事務局グローバル人事部のYukarinが幹事で青横の某居酒屋に集まって先日開催した温泉ハッカソン反省会という名の飲み会をした。

わたしは反省会が三度の飯よりも好きというたちなので、やる気満々で参加した。

温泉ハッカソンというのは弊社グローバル人事部が企画した学生向けハッカソンで、正直言えば優秀な学生さん出会いたいという下心が見え見えなイベントである最近ではインターンシップとか企業学生出会いの場が増えているが、そのような活動の一つとして考えられなくもない。

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新卒の定期採用という仕組みが制度疲労を起こしているとかいないとかはここでは議論しない。いい悪いは別として、日本と言う地域においては正社員雇用する方法として新卒採用というのが大きな比重をしめている。

就活というある種、不毛活動学生企業疲弊している状況のなか、開発系人材をどのように発掘し雇用するかという課題企業側にはある。

企業は人がすべてである。優秀な人材雇用事業に貢献してもらう。仕事の中で育成をして成長してもらう。そのための環境企業提供する。

入り口のところでの採用活動は、どのようにして求めている人を発見するのか、そして候補者の中から選別するのかというのが大きな課題になる。

名の知れた大企業だと、応募者は、知名度があり大手だから応募したという人たちが少なくない。応募者が多いことは悪いことではないが、それでも、企業が求める人物像との乖離はある。

開発系人材を求めるものとして、ランチがただたから応募した人よりも、開発が好きな人を求めたい。開発のスキルがある人をもとめたい。当たり前なことである。何千、何万のエントリーシートの中でどうやって開発が好きな人発見するのか。プログラミング能力が高い人を発見するのか。エントリーシートだけでは見つけることが難しいコンピテンシースキルがあって、それを持っている人をどうやって発見するのか。

プログラミングテストというのが近年採用されてきているのは、プログラミングスキルを持っていない人をフィルタリングするには手っ取り早い方法からであるテストで計れるのはごく一部のスキルしかない。

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自分プログラミングなんかはしません、上流工程コンサルをしたいのです、というような人をふるいにかけるのにプログラミングテストは役にたつかもしれないという仮説のもとに行っているわけだ。ごくまれに、プログラミングなんかは好きでもなんでもないのだけど、そのテストくらいは楽々解けるという応募者はいなくはないけど、それは例外である

昔は、プログラミング初心者でも、導入教育Java入門とかLinux入門とかがあって一から教えるから経験不問です、みたいなことを言っていたけど、そんなものまやかしだということは当事者である採用側もよく分かっていた。(わたしなんかは、素人雇用してどうするのだと思う。仮に素人だとしてもプログラマになりたいという意思を強く持っている人を雇用したいと思う。)

経験不問、誰でも応募してくださいなんていう幻想を少なくともウェブ企業は言わないし、そのようなことを言っている企業がもしあるとすれば、競争力も何もないので市場から淘汰されるだけなので、ここでは議論しない。

大学での教育は役にたたないというようなことを公言する人がいるが、その是非はともかくとして、ソフトウェア開発に於いて学生時代から一芸に秀でいる人はいる。そのような人をどう発見し、雇用するかという問題である

話が長くなった。

そこでハッカソンである

ハッカソンには、プログラミングが嫌いで嫌いでしょうがない、できることならプログラミングなんかはしたくないという人は来ない。つまり、ハッカソンにはプログラミング好きな人しかいない。

どんなにエントリーシートに書かれていることが素晴らしい人でも、プログラミングが嫌いな人はハッカソンには来ない。それがフィルタリング機能である

プログラミング技量があろうがなかろうが、三度の飯よりプログラミング好きだ、ハックするのが好きだ、徹夜してでもプログラミングしたい、というような人がハッカソンには参加する。それがフィルタリング機能である

人事部がリーチしたくてもなかなかリーチできなかった層がそこにある。エントリーシートだけでは窺い知れない何かを持っている人が勝手に集まってくる。

それがハッカソンである

いやらしい言い方になるが、プログラムを作るのが三度の飯より好きでしょうがない人を発見する場としてハッカソンほど適している場所はないのである

それはともかくとして、スタッフ立場から振返ると初めての開催だけにいろいろ不手際があった。PDCA(Plan, Do, Check, Act)をまわして常に改善をしていきたい所存である

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