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【芸能・社会】

「蜩ノ記」チャリティー試写会 皇后さまも鑑賞

2014年9月11日 紙面から

 時代劇映画「蜩ノ記(ひぐらしのき)」(小泉尭史監督、10月4日公開)の東日本大震災復興チャリティー試写会が10日、東京・六本木のTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、皇后さまが主演の役所広司(58)、V6の岡田准一(33)、堀北真希(25)、原田美枝子(55)とともに作品を鑑賞された。

 直木賞作家、葉室麟さんのベストセラー小説が原作。役所が演じる、ある罪で10年後の切腹を命じられた主人公の戸田秋谷(しゅうごく)の切腹が3年後に迫り、岡田演じる事件の真相を知った監視役の武士・檀野庄三郎が、秋谷の気高い生き方に触れて成長していく姿を描く。

 同作はメインのロケ地が被災した岩手県遠野市だったため、今回のチャリティー試写会を企画。皇后さまは昨年7月、天皇陛下ともに同市の仮設住宅を訪れられていたこともあり、この日、来場し鑑賞されることになった。

 皇后さまは午後6時前に会場に到着。出迎えた役所と岡田はスーツ姿、で堀北と原田はあでやかな着物姿。4人は緊張の面持ちで自己紹介したが、皇后さまからお声をかけられると笑顔をみせた。午後6時、皇后さまは、満員の客席から大歓声と拍手で迎えられ、劇場中央の客席に着席し鑑賞された。2時間9分の上映終了後、再び客席からの大歓声と拍手を受け、退席された。

 終了後、4人は会見。上映後、皇后さまは役所には「秋谷そのものですね」と声をかけられるなどして歓談されたというが、役所は「皇后さまが廊下をこちらに歩いて来られた時、不思議な風が吹いたオーラ。こんなに不動の姿勢で映画を見たのは初めて。食い入るように映画を見ていただいて幸せでした」。岡田は「名前を呼んでいただいて、知られていることに戸惑った。映画を通してほめていただいて、今日は本当に幸せな日」と2人とも感激の面持ちだった。

 

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