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【大リーグ】

黒田、今季最短3イニング1/3KO チームも地区3位転落

2014年9月11日 紙面から

◇レイズ4−3ヤンキース

 4回半ば。降板を告げられ、ベンチに向かう黒田博樹投手(39)の足取りは重く、その顔は自らへのふがいなさでゆがんでいた。9安打4失点で自身今季最短の3イニング1/3KO。チームも反発力なく敗れ、地区2位から3位に後退し、時事電などによると、「チームの力になれなくて悔しい」と唇をかんだ。

 レイズの初球攻撃に屈した。2回先頭ロニーに浴びたソロ弾も、3回1死一、二塁からロンゴリアに中前にはじき返されたのも1球目。レ軍との対戦は今季4度目。お互いに手の内を知り尽くす中、「これからはだまし合い」とも話していた黒田だったが、「策を練る前にやられた」。

 追い込まれてからの駆け引きでは百戦錬磨のベテラン右腕に分があると踏んだのかもしれない。徹底して初球ストライクを狙い、積極的に振ってくる相手に、持ち味の粘り、修正力も発揮できぬまま敗れ、「リズムが狂った。いやらしい打線」。素直に敗北を認めるしかなかった。

 あと5イニング2/3に迫っていた日米通算3000投球回もお預けとなったが、ポストシーズン進出争いが佳境に入ったこの時期に個人記録は二の次、三の次。「今は内容より結果」という中での背信投球、まさかの早期降板となり、試合を振り返る言葉も終始、歯切れが悪かった。

 

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