1回、適時打を放つ巨人・村田=甲子園球場(撮影・白鳥恵)【拡大】
甲子園に響く虎党の怒声が、巨人の強さを象徴していた。1999年7月以来、15年ぶりとなる甲子園での3タテに、原監督は満足げだった。
「(阪神戦は)非常に苦戦しておりましたけど、ここに来て追い上げて、勝ち越すことができた。なかなか、甲子園での3連勝というのはないわけですから。ついていた。運もあったと思います」
立ち上がりに3四死球と制球を乱した能見を攻略した。一死満塁から、亀井が「強い打球を打つことだけを考えた」と2点右前打で先制。なおも二、三塁から、続く村田が「うまく腕を畳んで打てた」と2点左前打だ。六回二死二、三塁からは橋本の左越え二塁打で2点を追加と、7安打で6点を奪った。