2014.9.12 05:03

父の死から半年…天国に届け!沙保里、V15!/レスリング(3/4ページ)

吉田(左)は決勝でマットソンに快勝。初戦から最後まで危なげなかった (ともに共同)

吉田(左)は決勝でマットソンに快勝。初戦から最後まで危なげなかった (ともに共同)【拡大】

 2年後のリオデジャネイロ五輪では55キロ級が実施されないため、53キロ級へ転向。6月の全日本選抜選手権では準決勝と決勝で対戦した大学生2人に珍しく計6点を奪われる苦戦を強いられた。  体重が軽くなった分、わずかに腰高になり、脚が動きづらくなることに気づいた。スパーリングを重ねて感覚を修正。初戦からスムーズな脚さばきで、危ない場面はなかった。栄和人監督(54)も「55キロ級の強さが戻ってきている。そこが沙保里のすごいところ」と手放しで絶賛した。会場で観戦した母・幸代さん(59)は、「お父さんの月命日での試合は不思議なこと」と巡り合わせに感謝した。

 19日開幕のアジア大会(韓国・仁川)は一時的に55キロ級へ“復帰”するが、その後は53キロ級で五輪V4の偉業が待つ。

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